マルチトラックを扱える強力な音声編集ツール「Audacity」 2ページ

Audacityの基本的な使い方

 インストールが終わるとAudacityが自動的に起動する。起動時には「ようこそ」画面が表示されるが、必要ないなら下部のチェックボックスをチェックして「OK」をクリックしよう(図5)。

図5 チェックを入れてから「OK」をクリックすると「ようこそ」が表示されなくなる
図5 チェックを入れてから「OK」をクリックすると「ようこそ」が表示されなくなる

 Audacityのメイン画面が表示される。編集したい音声ファイルをウインドウにドラッグ&ドロップして開こう。複数の音声ファイルをまとめてドラッグ&ドロップすることも可能だ(図6)。

図6 ドラッグ&ドロップで音声ファイルを開ける
図6 ドラッグ&ドロップで音声ファイルを開ける

 開いたファイルは「トラック」として登録され、画面内に波形で表示される。波形は上段が左から出る音、下段が右から出る音を表している。再生するには画面上部の「トランスポートツールバー」から「▶」ボタンをクリックしよう。「■」ボタンをクリックすると停止できる(図7)。

図7 「トランスポートツールバー」からプレビュー再生可能
図7 「トランスポートツールバー」からプレビュー再生可能

 録音するにはまずPCにマイクなどの入力機器を接続する。画面中央にある「デバイスツールバー」のマイクのアイコン右のプルダウンメニューから入力デバイスを選択。「ミキサーツールバー」のマイクのアイコン右のスライダーを動かして入力ボリュームを変更する。トランスポートツールバーの「●」のボタンをクリックすると録音を開始可能だ(図8)。録音した音声は新しいトラックとして登録される。

図8 入力デバイスとボリュームを設定し「●」をクリックして録音する
図8 入力デバイスとボリュームを設定し「●」をクリックして録音する

 波形の上でカーソルをドラッグすると範囲選択を行える。選択した状態で「編集ツールバー」の虫眼鏡のボタンをクリックすると、選択部分を中心に波形を拡大したり縮小したりできる。また、また選択部分だけを最大化することも可能だ(図9)。

図9 ドラッグで範囲を指定し、虫眼鏡をクリックして波形を拡大
図9 ドラッグで範囲を指定し、虫眼鏡をクリックして波形を拡大

 範囲選択をしてから編集ツールバーのはさみのボタンをクリックすると切り取り、クリップボードのボタンをクリックすると貼り付けが行える。複数のトラック間でコピー&ペーストすることも可能だ。また、クリップボード隣のトリムボタンをクリックすると選択範囲だけを切り抜ける。楽曲から着信音に使いたい部分だけを取り出すような場合に使うとよい(図10)。間違えた場合は矢印のボタンをクリックすると無制限のアンドゥが行える。

図10 切り取りボタンやトリムボタンで一部だけをカット編集できる
図10 切り取りボタンやトリムボタンで一部だけをカット編集できる

 「道具箱ツールバー」から「⇔」のボタンをクリックすると「タイムシフト」モードになる。この状態で波形を左右にドラッグするとトラックの開始時間を移動できる。たとえばカラオケトラックとボーカルトラックの出だしを揃えたいといったときに利用したい。虫眼鏡で拡大しておくと0.01秒単位で揃えるということも簡単だ(図11)。

図11 タイムシフトモードにすると波形を左右にドラッグして動かせるようになる
図11 タイムシフトモードにすると波形を左右にドラッグして動かせるようになる