「OpenStack」開発の母体となるOpenStack Foundationが発足、米Red Hat、英Canonicalらがプラチナメンバーに

 オープンソースのIaaS(Infrastracture as a Service)構築スタック「OpenStack」のガバナンス団体となるOpenStack Foundationが4月12日(米国時間)、19社の設立メンバーと共に立ち上げを発表した。プラチナメンバーとして、米Red Hat、米IBM、英Canonicalらが名を連ねる。

 OpenStackは米RackSpaceと米航空宇宙局(NASA)が開始したオープンソースプロジェクトで、それぞれの取り組みを合体させたものを2010年に初公開した。ライセンスはApache License 2で、最新版は4月5日に公開した「OpenStack 2012.1(Essex)」。100社以上が開発に参加しているが、これまで開発やコミュニティ活動にあたってきちんとしたガバナンス体系がなかったことから、RackSpaceは2011年10月にベンダー中立の立場をとるFoundation設立の意図を明らかにし、技術および財務支援を行う設立メンバーを募っていた。

 今回発表された設立メンバーは19の企業および団体で、プラチナとゴールドの2種類がある。プラチナには英Canonical、米Hewlett-Packard(HP)、米IBM、米Nebula、RackSpace、SUSE など8社、ゴールドは米Cisco、米Dell、米Yahoo!など11社となっている。OpenStackコミュニティに参加している米Citrix Systemsの名前はない。Citrixは先に、買収したCloud.comの「CloudStack」をApache Software Foundation(ASF)に寄贈することを発表している。

 Red HatはOpenStack参加にあたり、これまでもコード貢献などの貢献を行ってきたと説明、非営利団体となりガバナンス体系ができることで、コラボレーションを強化するフレームワークができることに期待すると述べている。Red Hatは「OpenShift」プラットフォームを持つが、OpenShiftはエンタープライズPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)、OpenStackはIaaSと位置づけている。Red Hatはまた、ASFの「Deltacloud」を採用したパブリックとプライベートの両方のIaaS管理ソフトウェア「Red Hat CloudForms」も提供する。

 OpenStack Foundationは今後、プラチナとゴールド会員企業とともに規約などのドラフトを作成し、コミュニティにプレビューを公開する。同時に、個人向けの無料会員の募集も開始する予定だ。

OpenStack
http://www.openstack.org/