米Microsoft、Node.jsでSQL Serverを利用可能にする「Microsoft Driver for Node.js for SQL Server」をリリース

 米Microsoftは6月7日、Node.js向けのデータベース接続モジュール「Microsoft Driver for Node.js for SQL Server」を発表した。Node.jsからMicrosoft SQL ServerやMicrosoft Windows Azure SQL Databaseを利用可能にするもので、現在パブリックプレビュー版が公開されている。

 Microsoft Driver for Node.js for SQL Serverは、Node.jsでMicrosoft SQL ServerやWindows Azure SQL Databasを利用するためのモジュール。Microsoft社内で開発されたモジュールで、現在プレビューとして一般公開されている。ライセンスはApache License 2.0。

 提供される「node-sqlserver」モジュールを利用することで、Node.jsプログラム中からSQL Serverなどに容易にアクセスできる。Node.jsで広く使われている非同期型のプログラミングに対応しており、クエリなどの操作が可能。Windows Azureでの利用も可能となっている。

 Node.js 0.6.10以上でテストされており、ビルドにはVisual C++(無償版のVisual C++ Expressが利用可能)やネイティブモジュール作成ツール「node-gyp」、Python 2.7以上、「SQL Server Native Client 11.1」が必要となる。

 Microsoftの開発チームは、今回公開したパブリックプレビューはまだ運用環境向けではない点を警告している。フィードバックを得て開発を進めていくという。

米Microsoft
http://www.microsoft.com

GitHubのプロジェクトページ
https://github.com/WindowsAzure/node-sqlserver