オープンソースのメディアプレイヤー「MPlayer 1.1」リリース。本バージョンよりバージョン番号付けルールを変更へ

 オープンソースのメディアプレイヤー「MPlayer」の開発チームは6月10日、最新版「MPleyer 1.1」をリリースした。2011年1月にはMPlayer 1.0rc4がリリースされていたもの、1.0pre1がリリースされてから9年近くの月日が経っていることもあり、「pre」や「rc」といった形でリリースを繰り返すことを止め、新たなバージョン番号を付ける方針に変更された。

 MPlayerはさまざまな形式の動画/音声を再生できるオープンソースのメディアプレイヤーソフト。MOVやMP4、WMVといった主要な動画ファイル形式を広くサポートする。2001年4月に最初のバージョンがリリースされ、2003年9月にはバージョン1.0pre1がリリースされた。CDやDVD、ビデオCDなどのメディア再生機能も持ち、X11やOpenGL、VESA、SDL(Simple DirectMedia Layer)などさまざまな出力経路をサポートする。対応環境はWindowsおよびMac OS X、Linux。

 MPlayer 1.1ではDVB形式やXSUB形式、そしてBlu-rayビデオで採用されているPGS形式の字幕サポートやOpenGL ES 1.0サポートなどが特徴となる。GUI関連ではUTF-8対応、アイコンの改良などを含む多くの修正や改良が行われている。

 そのほか、MPlayerのWebサイトにはFFmpeg 0.11との互換性やX11向けのGUI「gmplayer」のメンテナが見つかったこともニュースとして記されている。

 ソースコードとバイナリはプロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはGPLv2。

The MPlayer Project
http://www.mplayerhq.hu/