Mac OS X向けテキストエディタ「TextMate 2」、オープンソース化される

 8月9日、Mac OS X向けテキストエディタ「TextMate 2」のオープンソース化が発表された。TextMateは49ドルのシェアウェアだったが、TextMate 2はGPLv3で提供されるオープンソースソフトウェアとなる。

 TextMateはAllan Odgaard氏が開発するMac OS X向けテキストエディタ。自動インデントやブラケット([])などの自動補完、クリップボード履歴などの機能を持つ。プログラミングやHTMLなどのマークアップに向けた機能が充実しており、50以上のプログラミング言語をサポートするほか、バージョン管理システムとの連携機能についても備えている。最新安定版は1.5.11で、通常は49ドルでキプロスMacroMatesより提供されている。

 今回、次期版となるバージョン2をオープンソースとして公開した。バージョン2は開発に時間を要しており、2011年12月にパブリックアルファをリリース、同時に分割ビュー、フル画面モード、性能の改善、バンドルエディタなどの機能を盛り込む計画を明らかにしていた。アルファ版の最小要件は10.7(Snow Leopard)以上。

 Odgaard氏はオープンソースにすることについて、「いくつかのコンセプトは作ったが、そこでできることは限られているうえ、ユーザー数は増えている。今後(プロジェクトを進めるにあたって)最善の方法はプログラムをオープンソースにすることだと考えた」と説明している。ライセンスについて、より制限の緩いものに変更する可能性も示唆している。

キプロスMacroMates
http://macromates.com/

GitHubのページ
https://github.com/textmate/textmate