米Google、オンライン講座作成ツール「Course Builder」をオープンソースに

 米Googleは9月12日、オープンソースのオンライン教育コンテンツ作成ツール「Course Builder」をリリースした。「オンライン教育における実験的な第一歩」という位置付けで、アーリーアダプターのフィードバックを得て改善していくとしている。

 Course Builderは、Googleが7月に開催した公開オンライン講座「Power Searching with Google」を構築するために利用した技術をパッケージングしたもの。少人数向けから大人数向けのものまでさまざまな規模のオンライン教育コンテンツを作成でき、また内容についてもさまざまなものに利用できるという。Course Builderにはコンテンツの作成に加え、資料を提供したり受講者の管理や評価を行う機能も備えられており、これらの使い方についての詳細なドキュメントも用意されている。  Course BuilderはPythonで作成されており、利用者はクラウドサービス「Google App Engine」のアプリケーションとして講座コンテンツを作成することになる。Course Builder自体のライセンスはApache License 2.0。作成に必要なスキルとしては、HTMLおよびJavaScriptの知識、それにApp Engineの経験があればなおよいとしている。

 Googleによると、Course Builderはまだ開発の初期段階にあり、今後フィードバックを得て強化していくという。9月中に2回、Googleのソーシャルサービスのチャット機能「Google Hangout」でGoogleエンジニアに直接質問ができる時間枠も設ける。

米Google
http://www.google.com/

Google Codeのページ
https://code.google.com/p/course-builder/