JavaScriptベースのスクリプト言語「CoffeeScript 1.4」リリース

 スクリプト言語CoffeeScriptの開発チームは10月23日、最新版となる「CoffeeScript 1.4」をリリースした。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 CoffeeScriptはJavaScriptをベースとするスクリプト言語。JavaScriptの扱いにくい部分を隠蔽し、より少ないタイピング量でメンテナンスしやすいコードを生成できるのが特徴。CoffeeScriptで記述したコードはJavaScriptにコンパイルして実行できる。JavaScriptと完全な互換性があり、生成されたコードはすべてのJavaScriptランタイムで動き、JavaScriptより高速に動くことが期待できる。

 バージョン1.4は、5月に公開したバージョン1.3.3以来のアップデートとなる。変更箇所は少なく、最新のNode.jsで現れる非推奨の警告メッセージへの対応、CoffeeScriptコンパイラにおいてBOM(バイトオーダーマーク)付きUTF-8ファイルに帯するBOMの自動削除サポート、replでの自動補完処理の改善などが行われている。

CoffeeScriptの利用にはNode.js 0.4.0以降が必要。ライセンスはMIT License。

CoffeeScript
http://coffeescript.org/