Javaで実装されたオープンソースのテキストエディタ「jEdit 5.0.0」リリース

 jEditプロジェクトは11月22日、Javaで実装されたオープンソースのテキストエディタ「jEdit 5.0.0」をリリースした。マクロ機能や機能を拡張できるプラグイン機構など多数の機能を持つテキストエディタで、WindowsやMac OS X、Linux、OS/2、VMS、各種UNIXなどで動作する。

 jEditは、Javaで作成されたテキストエディタ。自動インデントやシンタックスハイライト、UnicodeおよびUTF8サポート、独自のマクロ言語といった機能を持つ。プラグイン機構も搭載しており、プラグインマネージャ経由でマクロやプラグインを利用して機能を拡張できる。なお、Mac OS X向けのプロプライエタリなテキストエディタ「Jedit」とは無関係。

 jEdit 5.0.0はバージョン5系で最初の安定版となる。ショートカットを集めたキーマップ機能が加わり、Emacs、MacOS、ドイツ語キーボード(German Keyboard)、Intellij、Classic jEditの5種類のキーマップを用意した。独自のキーマップの作成やカスタマイズも可能。

 エディタ機能では、自動インデント設定の無効化と簡素化、大容量ファイル開示時にユーザーの回答を記憶するデフォルト設定などが加わった。また、HTML/CSS編集モードも刷新され、HTML5やCSS 3で定義されているキーワードなどが追加されている。編集モードの追加や既存のモードのアップデートも行われている。安定性も強化され、スクロール機能におけるバグも修正されている。デフォルトの言語とフランス語、ドイツ語、ロシア語、チェコ語、日本語間での言語切り替えもサポートされた。

 jEdit 5.0はSourceForge.JPのダウンロードページなどから入手できる。ライセンスはGPLv2。

jEdit
http://www.jedit.org/

jEditのダウンロード
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_jedit/