JavaScriptとWebGLベースの3Dゲーム構築ツール「Voxel.js」

 JavaScriptおよびWebGLを利用する3Dゲーム制作ライブラリ「voxel.js」が公開された。2012年末にスタートしたプロジェクトで、「Minecraft」のようなブロックゲームを容易に作成できるという。現在活発な開発が行われている。

 voxel.jsはMax Ogden氏とJames Halliday氏が開始したプロジェクト。Ogden氏もHalliday氏もともにゲーム開発者ではなく、楽しく、シンプルに、容易にゲームを作成できることを目指しているという。

 voxel.jsではJavaScriptベースの3Dレンダリングエンジン「three.js」やWebブラウザ上で3Dグラフィックの表示を行うWebGLなどを利用する。メインモジュールとなる「voxel-engine」やボクセルデータなどを生成する「voxel」、3Dメッシュとしての表示を行う「voxel-mesh」といったモジュールから構成されており、これらを組み合わせてアプリケーションを構築していく。

 そのほか、NPCやデブリ、樹木などを生成するアドオンなども用意されている。WebGLをサポートするブラウザが必要で、推奨ブラウザはChrome 23以上、Firefox 17以上。プロジェクトのWebサイトにはストレージ、オーディオなどのアドオン、サンプルを用意している。

 voxel.jsの各モジュールはNode.jsのパッケージマネージャであるnpmを利用して配布されており、またコードの生成にはNode.jsが必要となる。ライセンスはvoxel-engineがBSD License、voxelとvoxel-meshはMIT License。

voxel.js
http://voxeljs.com/

voxel.jsのGitリポジトリ
https://github.com/maxogden/voxel-engine