米Red Hat、Webブラウザ経由のアプリ実装が加わった「OpenShift 1.1」をリリース

 米Red Hatは2月14日(米国時間)、開発プラットフォームをサービスとして提供するエンタープライズ向けのPlatform as a Service(PaaS)最新版「OpenShift Enterprise 1.1」を発表した。同日より、北米と欧州で提供を開始している。

 OpenShiftはRed HatのPaaSで、同社が買収したMarakaの技術を土台にJava、Ruby、Python、PHP、Perl、Node.jsなどの言語でのアプリケーション開発とその運用を行えるサービス。2012年11月に正式版を発表した。社内のデータセンターで実装できるほか、プライベート/パブリック/ハイブリッドの各クラウドを利用した環境も構築できる。開発者はこれを利用して、開発ワークフローを標準化、簡素化できる。

 バージョン1.1は正式版公開以来、初めてのアップデートとなる。新機能としてWebブラウザ内でのアプリケーション実装が可能となった。これまではCLI、Eclipse IDEの各インターフェイスを経由する必要があったが、WebベースのGUIを利用できる。

 このほか、3件のセキュリティ問題をはじめバグの修正などの安定性を強化した。ドキュメントも強化し、OpenShift Enterpriseを利用したプライベートPaaSの実装と構築に関する資料が加わった。

 OpenShift Enteriseは有料で、既存顧客は無料でアップデートできる。開発者プレビューは無料で、同社Webサイトより入手できる。

OpenShift
https://openshift.redhat.com/

米Red Hat
http://www.redhat.com/