「LibreOffice 4.0.1」リリース、全OSでAndroid端末からのプレゼン操作をサポート

 The Document Foundationは3月6日(ドイツ時間)、「LibreOffice 4.0.1」をリリースした。バグ修正に加え、Android端末を使ったプレゼンテーションスライドのリモート操作を可能にするアプリ「Impress Remote」を全OSで使えるようになった。

 LibreOffice 4.0.1は2月7日に公開されたLibreOffice 4系で初となるメンテナンスリリースとなる。最大の特徴は、Impress RemoteがLinux版に加え、WindowsとMac OS Xでも利用できるようになった点。Impress Remoteは4.0で加わった新機能で、専用のAndroidアプリ「LibreOffice Impress Remote」を使い、Bluetoothを利用してプレゼンテーションツール「Impress」を操作できるもの。LibreOffice Impress Remoteは「Google Play」で公開されている。

 このほかにも、svm形式の画像を含むドキュメントを開いたときにクラッシュする不具合やPPTフォーマットへのエクスポートでの不具合、XYグラフの不正確な表示など、100以上のバグが修正されている。開発チームはまた、4.0.1のリリースに合わせて「Getting Started with LibreOffice 4.0」とするガイドも公開している。

 なお、LibreOffice 4.0.1では全体の品質と安定性が改善しているものの、企業ユーザーにはまだLibreOffice 3.6.5の利用を推奨するとのこと。LibreOffice 4.0.1はプロジェクトのWebサイトなどからダウンロードできる。

LibreOffice
http://www.libreoffice.org/

The Document Foundation
http://www.documentfoundation.org/