Chefでクラスタが管理できるフレームワーク「Chef Metal」がリリース

 米Chef Softwareは3月4日、Chefでクラスタやクラウドの管理を可能にするフレームワーク「Chef Metal」プロジェクトを発表した。アルファ版という「Chef Metal 0.2」も同時に公開された。

 Chefは、「レシピ(Recipe)」と呼ばれる設定ファイルの記述に従ってOSやソフトウェアの設定などを自動で実行するツール。Chef MetalはChefでクラスタを管理するためのフレームワークで、Chefでマシンを管理するのと同じようにレシピでクラスタを管理できる。

 プラグインモデルを持ち、VirtualBoxやEC2、LXCなど、さまざまな仮想化技術向けの設定を記述できる。これにより、複数台のサーバーを管理・構成するレシピの記述やそれによるクラスタの作成などが可能になる。VirtualBox、VMwareなどの仮想化プラットフォームで利用できるVagrantや、EC2などのクラウドプロバイダで利用できるFogといったプロビジョナとの連携機能も備えており、クラウドからのマシン取得やコンテナ/仮想マシンの作成を行い、SSHなどを利用してそれらに接続してレシピの実行を行う、といった作業も自動化できる。

 Chef Metalはすでにバージョン0.2がリリースされており、プロジェクトのWebサイトより入手できる。また、Rubyのパッケージ管理システムであるgem経由でのインストールも可能。

Chef Metal
https://github.com/opscode/chef-metal

Chef
http://www.getchef.com/