インタラクティブなJavaプロファイラ「XRebel 1.2」

 米ZeroTurnaroundは12月16日、インタラクティブなJavaプロファイラ「XRebel 1.2」を発表した。プロプライエタリな商用ソフトウェアだが、無料のトライアルも同社Webで公開している。

 XRebelは軽量のJavaプロファイラ。Webアプリとともに動く常時オンのインタラクティブなプロファイラで、アプリケーションと性能が関連した問題をウィジェット形式で知らせてくれる。コード作成やテスト時にリアルタイムで問題を通知してくれる「WebアプリのX線」と表現している。

 データベース接続が関連した拡張性や性能に関連するバグなどを発見すると、Webブラウザ内で通知する。データベース接続、セッション肥大化、隠れた例外処理などのデータを提供し、ドリルダウンして問題を解決できるため、Webアプリケーションの品質や性能を改善できるという。同社は6月に「XReebel 1.0」を発表している。

 1.2では、オブジェクト関係マッピング(ORM)のHibernate/JPAに対応、JPAプロバイダとして、あるいはNative API経由で利用するHibernate ORMフレームワークをサポートする。ORMフレームワークはデータベースアクセスを制御するため、実行されるSQLクエリ数の把握が難しいが、XRebelではどのSQLステートメントがORMフレームワークから生成されたのかの情報を得られるという。

 また、キーバリューストアのRedisにも対応し、Jedisドライバ経由で実行されたコマンドを表示する。Java RMIやWildFly 8.2のサポートも加わり、MongoDBではカーソルラウンドトリップの追跡が可能となった。UIを強化し、SQLクエリのシンタックスハイライトなどが加わった。データレンダリングの性能も改善した。

米ZeroTurnaround
http://zeroturnaround.com/

XRebel
http://zeroturnaround.com/software/xrebel/