アフターアワーズ: Last.fmとTechCrunchの100日戦争

最近SFJMに書いた記事「Last.fmとTechCrunchの100日戦争」について若干補足というか感想を。

予想通り、泥仕合になっているようである。Last.fmはともかく、CBSは当初否定するにしてもずいぶん曖昧な言い方をして疑われていたのだが、最近になってようやく覚悟を決めたのか、データの受け渡しをはっきりと否定し始めた。データをそもそも要求したとされるRIAAは従来から要求したこと自体を否定している(Ars Technicaの記事)。そんなわけで、私のような外野からすれば何がなにやらという感じである。ただ、こうなっては情報源を明らかにする責任はTechCrunch側にあると私は思う。TechCrunchの対応が待たれる。

ところで、今回の件で個人的に一番興味深かったのが、元々TechCrunchを信用しないという人が結構いるということだった。私は別にどのメディアも盲信はしないけれど、TechCrunchくらい大所帯になれば、少なくともまるで根拠の無い噂は書かないだろうと思っていたので、そうした感覚が多くの人にあるというのは驚きだ。私がお人好しなだけかもしないが…。ちなみにこの話は本家Slashdotでもストーリーになったが、そこではTechCrunchにLast.fmに好意的なコメントを書いたらすぐに消されたという人の話が出ていて、まあいろいろ大変だなと思いました。