(注)このページは、
以上、各ページを通読したという仮定の下で書かれています。
「文章を流し込んだ複数のドキュメントを作る」を経て、幾つかのInDesignドキュメントが出来上がりました。
しかし、ページ番号は各章に分断されたファイルごと、常に「1」から始まっていて、通しのページ番号ではありません。これは、「本である」とは言い難い代物です。
幸い、丁付け*1──ページ番号を振る作業──する為に、InDesignの提供する機能のひとつ、「ブック」を利用できます。
ブックはそれ自体が、ひとつのファイルです。*2
この特殊なファイルは、「複数のInDesignドキュメントを束ね」、まるで「一冊の本」のように扱うことが出来ます。
Estherがブックファイルを作成する場所は、
~/Documents/Esther/product/InDesign/book/normal
フォルダ固定となっています。*3ブック自身のファイル名は一律、"compositon.indb"です。
ここに、親フォルダ"book"にあった全InDesignドキュメントもコピーされます。
→ 「ブックが、自らに登録されたドキュメントの改変を行う」も参照のこと
チェックボックス「adjust blank page」をチェックした場合の動作は、些か複雑です。
日本では、文庫本など「縦書き・右綴じ/左開き」の書籍に於いて、「各章の題名だけが入ったページ」は、必ず見開きの「左」に位置するという法則があります。*4
原則的に左ページは奇数で、右ページは偶数になります。
さて、上の条件を持つドキュメントに、通し番号を振っていった際、或る章が奇数ページ(左側)で終わったとしましょう。
一冊の本として綴じたとすると、直後に位置する次章の題名は、偶数ページ(右側)にずれてしまいます。
丁付け規則からの逸脱を防ぐ為に、上のような場合、前の章の最後尾(偶数ページ)は、「何も書かれていない空白のページ」*5にしておく行為が一般的に行われます。
因みに、横書きの誌面は、一般的に「左綴じ/右開き」です。
よって、文庫本とは逆に右ページ・奇数で、左ページ・偶数と、なります。
ですから、空白ページが差し込まれる対象は奇数ページです。
チェックボックス「append toc」に印を入れた場合、ブック内の最初にあるドキュメントに対し、目次を追加します。
| adjust blank page | ドロップダウンリストで選択された「repaginate rule」の内容に従って、各章ごとのドキュメントに空白ページを挿入 |
| append toc | TOC(Table Of Contents) 即ち、目次を生成 |
| export pdf | ブックを元に、PDFファイルを生成。非推奨*6 |