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Wikiガイド

スクリプト実行・InDesign

(注)このページは、

以上、各ページを通読したという仮定の下で書かれています。


基礎知識

文章を流し込んだ複数のドキュメントを作る」を経て、幾つかのInDesignドキュメントが出来上がりました。
しかし、ページ番号は各章に分断されたファイルごと、常に「1」から始まっていて、通しのページ番号ではありません。これは、「本である」とは言い難い代物です。

幸い、丁付け*1──ページ番号を振る作業──する為に、InDesignの提供する機能のひとつ、「ブック」を利用できます。

ブックはそれ自体が、ひとつのファイルです。*2
この特殊なファイルは、「複数のInDesignドキュメントを束ね」、まるで「一冊の本」のように扱うことが出来ます。

Estherがブックファイルを作成する場所は、

~/Documents/Esther/product/InDesign/book/normal

フォルダ固定となっています。*3ブック自身のファイル名は一律、"compositon.indb"です。
ここに、親フォルダ"book"にあった全InDesignドキュメントもコピーされます。

→ 「ブックが、自らに登録されたドキュメントの改変を行う」も参照のこと

ブック作成の手順

  1. InDesignを起動し、スクリプトパレット上で階層型メニューのフォルダを辿り、"InDesign" → "make_novel" → "make" → "make_book.jsx" をダブルクリック
  2. ドロップダウンリストとチェックボックスが存在するダイアログボックスが表示される
  3. 「pagination: repaginate rule」と書かれた枠内で、ページ番号を「通し」で割り振る方式を選ぶ。
    ここでは、"right-bound"(綴じ側・右)にしたと仮定
  4. ダイアログボックスの右ペインにあるチェックボックス群のチェックは、「adjust blank page」のみ有効にする
  5. 「Save configurations」という枠内のチェックを入れると、以上で設定した内容をファイルとして書き出す。
    ここでは、チェックしないものとして作業を進める
  6. OKボタンをクリック

注意事項

空白ページの自動挿入について

チェックボックス「adjust blank page」をチェックした場合の動作は、些か複雑です。

日本では、文庫本など「縦書き・右綴じ/左開き」の書籍に於いて、「各章の題名だけが入ったページ」は、必ず見開きの「左」に位置するという法則があります。*4

原則的に左ページは奇数で、右ページは偶数になります。

さて、上の条件を持つドキュメントに、通し番号を振っていった際、或る章が奇数ページ(左側)で終わったとしましょう。
一冊の本として綴じたとすると、直後に位置する次章の題名は、偶数ページ(右側)にずれてしまいます。

丁付け規則からの逸脱を防ぐ為に、上のような場合、前の章の最後尾(偶数ページ)は、「何も書かれていない空白のページ」*5にしておく行為が一般的に行われます。

因みに、横書きの誌面は、一般的に「左綴じ/右開き」です。
よって、文庫本とは逆に右ページ・奇数で、左ページ・偶数と、なります。

ですから、空白ページが差し込まれる対象は奇数ページです。

目次の自動生成

チェックボックス「append toc」に印を入れた場合、ブック内の最初にあるドキュメントに対し、目次を追加します。

ダイアログボックス内、各・設定項目の意味

adjust blank pageドロップダウンリストで選択された「repaginate rule」の内容に従って、各章ごとのドキュメントに空白ページを挿入
append tocTOC(Table Of Contents) 即ち、目次を生成
export pdfブックを元に、PDFファイルを生成。非推奨*6

  1. *1英語の動詞では、"paginate"。「ページ番号」を表す名詞は、"pagination"
  2. *2ブックファイルの拡張子は "indb"
  3. *3初めてブックを作る折には、"normal"というフォルダが存在していないので、新規作成される
  4. *4何も書かれていないページが存在し得ない、雑誌などは除く
  5. *5「間紙」と呼ばれる
  6. *6→ 「ブック作成時、PDFを作るオプションを選択すると、アプリケーションがクラッシュする」を参照せよ

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