Tetsuo Handa
from-****@I-lov*****
2011年 4月 1日 (金) 18:07:55 JST
1.8.1 の機能面については "[tomoyo-users 785] TOMOYO 1.8.1 について" で 説明済みです。このアナウンス以降、2つの不具合修正が行われました。 ひとつは、 exec.realpath= および symlink.target= 条件節の解釈処理です。 これらの条件では path_group を参照できるため、 ln -s @foo /tmp/bar という処理を学習する際に file symlink /tmp/bar symlink.target="@foo" として解釈すべきところが file symlink /tmp/bar symlink.target=@foo として解釈されてしまっていました。 もうひとつは、 /proc/ccs/profile の COMMENT= 行を更新する処理です。排他制御が 行われていなかったため、複数のスレッドが同時に更新を行った場合、ガベージ コレクタが古い値に割り当てられていたメモリを回収し損ねる可能性がありました。 1.7.3 については、 1.7.2p4 以降、上記の2つの不具合修正が行われています。 1.6.9 については、 1.6.8p4 以降、 kernel-doc や checkpatch.pl の修正のみです。 そのため、既に 1.6.8p4 を利用している場合には 1.6.9 にアップデートする必要は ありません。