Firefox:ぜい弱性を修正した「2.0.0.2」公開

 米Mozillaは23日(米国時間)、オープンソースのブラウザー「Firefox2」のアップデート版「Firefox2.0.0.2」をリリースした。ぜい弱性を修正したマイナーバージョンアップで、Windows、Mac OS X、Linuxの各OS用が無料ダウンロードできる。英語のほか日本語版もある。

 最近発見された7件のぜい弱性を修正した。このうち2件は、深刻度「緊急」のセキュリティホールだった。ほかにWindows Vistaのサポートも改善したが、ビスタのペアレンタルコントロール機能が完全には利用できないなど未対応の部分も残っている。

 また、日本語版、中国語版、韓国語版のデフォルト検索エンジンが「Google」に変更され、新規でFirefoxをインストールする場合、スタートページと検索バーのデフォルト設定がGoogleになる。

 同時に、「1.5」バージョンのアップデート版「1.5.0.10」をリリースした。2.0.0.2の場合と同じぜい弱性を修正してある。モジラでは、1.5系列は4月24日でセキュリティアップデートを終了する予定で、ユーザーには、それまでに2.0.0.2に移行するよう推奨している。【高森 郁哉/Infostand】

Firefox(日本語)
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/