オープンソースのFlashプレイヤー「Lightspark 0.4.2」が公開

 Lightsparkプロジェクトチームは7月20日、オープンソースのFlashプレイヤー「Lightspark 0.4.2」を公開した。UbuntuおよびFedora向けのパッケージ、ソースコードをSourceForgeのプロジェクトサイトから入手できる。

 LightsparkはFlashのオープンソース代替として開発が進んでいるプロジェクト。ライセンスはGPLを採用、フリーバージョンの提供と合わせて、Flashに真のオープン標準をもたらすことを目的としている。プロジェクトは2010年5月中旬にベータレベルに達したと報告していた。

 現行版であるActionScript 3をサポートし、LLVMを利用してActionScriptをネイティブのx86バイトコードにコンパイルするJITコンパイラを搭載した。OpenGL Shadersを利用してハードウェア側でレンダリングを高速化するなど、モダンなハードウェアを活用できるという。

 最新版では、You Tube動画の互換性を強化、サウンドシンクロなどが強化されており、またfontconfigライブラリを利用してフォントを選択できるようになった。プラグインを本体と分離することでクラッシュ防止を図るFirefoxのOOPP(Out-of-process-plugin)モードにも対応、同機能が導入された「Firefox 3.6.4」以降で利用できる。そのほか、Google Chromeにも対応する。

Lightsparkのプロジェクトページ
http://sourceforge.net/projects/lightspark