FSF、フリーソフトウェアのオンラインカタログ「Free Software Directory」を約10年ぶりにリニューアル

 フリーソフトウェアを推進する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は9月29日(米国時間)、フリーソフトウェアカタログ「Free Software Directory」の最新版を公開した。6800以上のフリーソフトウェアが掲載されており、検索機能も改善されている。

 Free Software Directoryはフリーソフトウェアプロジェクトを検索・ブラウジングできるWebサイト。FSFによるとユーザーからの人気が高く、重要なリソースになっているという。

 ほぼ10年ぶりとなったリニューアルでは、貢献者の参加とユーザーの発見を容易にすることにフォーカスした。Wikipediaが利用するフリーのWikiソフトウェア「MediaWiki」を土台とし、MediaWikiの拡張セット「Semantic MediaWiki」を利用して高度な検索機能などを組み込んだ。

 現時点ではGNU Project傘下の357点を含む合計6886点のソフトウェアが登録されており、カテゴリ毎のブラウジングや検索が可能。カテゴリは、オーディオ(Audio)、データベース(Database)、電子メール(Email software)、HTMLエディタ(HTML Editor)、プログラム言語(Programming language)など24種類が用意されている。40000以上のキーワードと40以上の情報フィードを利用したキーワード検索やライセンス別の検索が行える検索機能もある。

Free Software Foundation(FSF)
http://fsf.org/

Free Software Directory
http://directory.fsf.org/