「jQueryは大きすぎる」との声に対応、jQueryをモジュラー化、小型化するプロジェクト「jquip」

　jQueryをより小さく、軽量に、モジュラー化することを目指し、「jquip」というプロジェクトが立ち上がった。コア部分である「xjquip.js」ファイルのサイズはミニファイ・圧縮後で4.28KBと小さく、これはjQueryの13％というコンパクトさだという。サイズは小さいもののjQueryの持つ機能の90％を実装、さらにプラグインを追加することでそれ以外の機能も利用できる。

　jquipは「jQuery in parts」の略で、「必要なものだけを取り入れる」というコンセプトを持つ。米国在住の開発者、Demis Bellot氏とJey Balachandran氏が始めたプロジェクトとなる。肥大化するjQueryに対し、コードベースの再構成やよりいっそうのモジュラー化のためのフィードバックを送ることを目的にしているとのこと。ライセンスはMIT License。

　jquipは$()セレクタやeach、attr、bind、unbind、append、prepend、before、afterといったメソッド、イベントメソッド、静的メソッドなどjQueryの基本的な機能が含まれる。また、プラグインとしては、documentReady、css、ajax、customという4種類が用意されているほか、必要な機能のみを選択してオリジナルのJSファイルを作成する「jquip Library Builder」というツールも公開されている。

jquip
https://github.com/mythz/jquip

jquip Library Builder
http://www.servicestack.net/jqbuilder/