もじら組の除名騒動

もじら組を中心にあちこちで動き回っていたゆきち氏がもじら組を除名となったらしい。 ircでたまに話したかなぁ(いじってた?)という程度しか彼のことは知らないが、 何だか微妙に騒ぎになってるので思ったことを書いてみる。

Mozilla users mlの7573から7589あたりまで読めば大体の想像はつくし、 もじら組の組長さんが経緯の説明もしているので、何となく何が起きたのか 見えるわけだが、まあどっちが正しいとかそんな問題はおいといて、 組織のリーダーと思われる組長さんという方が、騒動にケリをつけようと努力 していることは評価できる。まあ、ボランタリーな組織を仕切るのってのは、 大変だからねぇ。除名だとかそーいった処分が重いとか、説明が具体的でないとか 声が出てくるかもしれないが、そりゃあ組織の勝手だし、 そもそもボランタリーなコミュニティは、動機が全く違っていても同じ方向は一緒に見ることが できるので集まるのであり、その方向へ向かうために都合が悪ければ単純に人が外れたり、 外されたりするということが普通だろう。そういった意味では、 (もじら組が何をしたいのかは知らないが、)前に進むために問題を解決したということなのだろう。 他のスタッフの士気に影響するということならそれも立派な理由だ。

ただ、まあ何というか、気になるのは2点あって、一つは ゆきち氏がどうやら率先していた拡張勉強会というセミナーが、ゆきち氏の告知後に もじら組によって保留されていること。そんなもん勝手にやらせればいいだけだろうに。 関わりたくないなら、スルーしとけばいいだけのことだし。

もう一つは、何だか発端がどこかのイベントで会場の入り口(の床?)で寝ていたことにあるらしいこと。 何というかねぇ…、まあ会場なり、お客に迷惑をかけたのなら悪いことだろう。それで除名にするなら するで特に問題にはならんと思うのだが、ここで白状しちゃえば、90年代からオープンソース!とか 言ってた連中は同じようにイベントとかでは死んでるようにそのへんのフロアに転がってた人も多いのだよな。 まあ私もそうだし、当時の日本人が行儀が突出して悪かったというわけでもなく、海外のLinuxイベントに いけばもっとひどくて、あちこちにハッカーがゴロゴロしていた。LinuxWorldに出ていたSlashdotのでかいブース はかなり衝撃的で、スペースにソファとクッションが置いてあってそこにSlashdotのクルーと あまりにも特色がある身なりの方々が適当に寝そべっているということすらあった。 まあ、Slashdotは行きすぎとしても、この10年でオープンソースの界隈というものが、 随分とお行儀がよい世界になっているのかもしれない。ということで、私も少しはお行儀よくすることにしますかね。