[JM:01759] [POST: DP] util-linux cfdisk.8, 引き継ぎ

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長南洋一 cyoic****@maple*****
2020年 6月 19日 (金) 19:50:05 JST


<STATUS>
stat: DP
ppkg: util-linux
page: cfdisk.8
date: 2020/06/14
mail: cyoic****@maple*****
name: Chonan Yoichi
</STATUS>

cfdisk.8 の本文から:
> cfdisk は、バージョン 2.25 以来、MBR (DOS), GPT, SUN, SGI
> のディスクラベルをサポートしている。

fdisk グループのコマンドは GPT を扱えないとばかり思い込んでいました。
Web でもそういうことを書いた記事を見かけますし。

扱えるようになったんだ! ならば、fdisk グループの翻訳は、是非とも
新しいものを出すべきでしょう。そこで、cfdisk, fdisk, sfdisk の翻訳を
やってみました (sfdisk.8 は目下見直し中)。

このうち cfdisk の訳は佐藤さんの投稿がありますが、それを見ずに、まず自分で
訳し、そのあとで投稿された翻訳を参考にチェックするというやり方を取りました。
手を入れるところが多いときは、その方が楽ですから (チェックに使用しましたし、
自分よりうまいと思ったときは、そちらを採用したので、これも共訳にしようと思います)。

その結果は、数カ所を抜かして、訳し方こそ違うとは言え、内容的にはほとんど
同じでした。はじめに投稿なさった訳 (e2fsprogs, cal, tar など) と
くらべてみると、失礼ながら、格段に正確な訳になっています。最初の投稿では、
長い間翻訳をなさらなかったので、勘が鈍っていらっしゃったのではないでしょうか。
もしそうならば、もう一度 (できたら、二三度) 原稿の見直しをして、再投稿して
くだされば、ほとんどがそのまま採用できるのではないかと思います。見直しは大切です。

例によって、よくわからないところを。

○ ディスクラベル (disk label) とパーティションテーブル (partition table):

   基本的に同じものと解して、そういう訳注を付けましたが、その理解でよいのでしょうか。

○ Since  version  2.25 cfdisk also does not provide a 'print'
   command any more.  This functionality is provided by  the
   utilities  partx(8)  and lsblk(8) in a very comfortable
   and rich way.

   "and rich way" はどう訳せばよいのでしょう。一応、「ごく使いやすく、機能的にも
   豊富な形で提供されている」としておきましたが、そういうことなのかどうか。

○ 「コマンド」セクションの b:

   This command may not be available for all partition label types.

   このコマンドは、パーティションのラベルのタイプによっては、使えないかもしれない。

     "partition label types" って何でしょうか。文中で "This allows you
     to select which primary partition is bootable" と言っていますから、
     基本領域、論理領域ということではないらしい。とすると、(DOS パーティション
     テーブル式に言えば) Linux とか Linux swap とか W95 FAT32 とか FreeBSD
     とかでしょうか? でも、それは、partition type じゃないでしょうか。
     label は余計な単語が入り込んでしまったということなのでしょうか。

     あるいは、partition が disk の間違いだということも考えられます。
     disk label の type なら、sfdisk.8 の "-X, --label" の説明に
     "Specify the disk label type  (e.g.  dos,  gpt,  ...)."
     と書いてありました。ですから、GPT とか DOS とか BSD/Sun とか。

     このほか type には、filesystem type というのもあって、実に紛らわしい。

○ LIBSMARTCOLS_DEBUG_PADDING=on:

   use  visible  padding  characters.

   目に見える埋め文字  (padding  characters)  を使用する。

     visible とは、具体的にどういうことなんでしょう。佐藤さんは、
     「表示可能な埋め (padding) 文字を使う。」と訳していらっしゃいますが、
     その方がよいでしょうか。

<http://www.debian.or.jp/Documents/manuals_not_sgml/cfdisk.ja.txt>
は、存在しなくなっているようです。それで、「翻訳者謝辞」は使わないことにします。

もうバージョン 2.35 が出ていますが、cfdisk の man に関しては、コンマがあるか
ないかぐらいの違いしかありません。それでも、できるものは 2.35 にしておくべきなんで
しょうね。

一年近く前の投稿なので、比較したい場合に便利なように、佐藤さんの翻訳も添付ファイルに
入れておきます。添付ファイルの構成は以下のようになっています。

$ tar tzf cfdisk-2.34.tar.gz 
cfdisk-2.34/
cfdisk-2.34/po4a/
cfdisk-2.34/po4a/man8/
cfdisk-2.34/po4a/man8/cfdisk.po
cfdisk-2.34/po4a/man8/cfdisk.patch
cfdisk-2.34/original/
cfdisk-2.34/original/man8/
cfdisk-2.34/original/man8/cfdisk.8
cfdisk-2.34/draft/
cfdisk-2.34/draft/man8/
cfdisk-2.34/draft/man8/cfdisk.8        (私のバージョン)
cfdisk-2.34/draft/man8/cfdisk.8.sato  (佐藤さんのバージョン)

-- 
長南洋一
-------------- next part --------------
テキスト形式以外の添付ファイルを保管しました...
ファイル名: cfdisk-2.34.tar.gz
型:         application/octet-stream
サイズ:     12747 バイト
説明:       無し
URL:        <https://lists.osdn.me/mailman/archives/linuxjm-discuss/attachments/20200619/a27468c7/attachment-0001.obj>


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