[JM:02671] Re: [POST:DP] GNU gdb 10.2 gdbserver.1

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matsuand michio_matsu****@yahoo*****
2021年 7月 13日 (火) 22:40:51 JST


matsuand です。
校正確認ありがとうございます。以下返信します。

----- Original Message -----
> From: ribbon <jm****@ribbo*****>
> To: linux****@lists*****
> Cc:
> Date: 2021/7/4, Sun 17:48
> Subject: [JM:02600] Re: [POST:DP] GNU gdb 10.2 gdbserver.1
>
> On Sun, Jul 04, 2021 at 01:59:14PM +0900, matsuand wrote:
>> <STATUS>
>> stat: DP
>> ppkg: GNU gdb 10.2
>> page: gdbserver.1
>> date: 2021/04/25
>> mail: michio_matsu****@yahoo*****
>> name: Michio MATSUYAMA
>> </STATUS>
...

---
>[以下 matsuand が引用を補記]
>[原文]
> The program can be stripped to save space if needed, as
> B<gdbserver> doesn't care about symbols.
>[旧訳]
> B<gdbserver> は、 シンボルを関知しないので、使用スペースを
> 節約するためにプログラムをストリップしても構いません。
> ->
>[新訳]
> ...
> プログラムからシンボルを切り捨ててもかまいません。
> # man strip の訳から上記のようにしてみました。

ご指摘は理解します。
「ストリップ」というカタカナ用語を創出するかどうか、
というところかと思います。

とりあえず「ストリップ」は取り下げます。
ただし「切り捨て」は、少々ニュアンスが適切でなく思います。
まるで不要だから捨てるんです、と言っているようです。
デバッグ時には必要となるシンボル情報なのですから、
「捨てる」と表現するのは失礼(?)に思います。

ちなみに IBM AIX のマニュアルページでは「除去する」
という言葉遣いを用いているようです。
https://www.ibm.com/docs/ja/aix/7.2?topic=s-strip-command

「取り除く」としておこうと思います。
ただしこの表現が strip のことであるのが分かるように
カッコ書きをつけるようにしたいと思います。

再訳
プログラムからシンボルを取り除く (strip する) のでもかまいません。

※ なお他所にも「ストリップ」という用語利用があるため、
 そちらも見直します。

---
>[以下 matsuand が引用を補記]
>[原文]
> All symbol handling is taken care of by the GDB
> running on the host system.
>[旧訳]
> 全てのシンボルは、ホストシステムで実行される GDB
> によって考慮されます。
> ->
>[新訳]
> 全てのシンボルは、ホストシステムで実行される GDB
> によって処理されます。

ご指摘の趣旨はわかります。
旧訳の「考慮されます」が不自然との指摘かと思います。

この文が主眼に置くのは、「実行される GDB は (ローカル
にあるものではなく) サーバーサイドにある GDB ですよ」
ということだと思います。ですからそもそも、旧訳の段階で
焦点が、ややぼやけているように思います。

再訳
すべてのシンボルの処理は、ホストシステム上において
動作する GDB が行います。


---
> プログラムを実行します。(a)
> ->
> プログラムを実行します。次に、(a)
> #日本語にするときに、つなぎがないとしっくりこないため。

ご指摘どおりです。修正します。


---
> (c) プログラムへの引数
> ->
> (c) プログラムへの引き数
...
> 前の例と同じです。 引数
> ->
> 前の例と同じです。 引き数
...
> 通常の場合同様、 最初の引数に
> ->
> 通常の場合同様、 最初の引き数に

「引数」とします。


---
>[以下 matsuand が引用を補記]
>[原文]
> (You may need to use the B<--baud> option if the serial line
> is running at anything except 9600 baud.)
>[旧訳]
> (シリアルラインが 9600 baud 以外で動作している場合は、
> B<--baud> オプションが必要です。)
> ->
>[新訳]
> ...
> シリアルポートが 9600
> ...
> #意味としてはこの方が正しいかと

serial line は「シリアル回線」ではないですか?

また旧訳では baud を訳さずに逃げているようですね。
--baud オプションとの兼ね合いから、分からなくはない
のですが、以下のようにしっかりと訳した方が、
よりわかりやすい表現ができると思います。

再訳
(シリアル回線のボーレート (baud rate) が 9600 以外の場合は、
B<--baud> オプションの指定が必要になります。)

---
> コマンドの引数は、デバイス名
> ->
> コマンドの引き数は、デバイス名

「引数」

> は、シリアルライン \fI/dev/ttyb\fP を使用して
> ->
> は、シリアルポート \fI/dev/ttyb\fP を使用して
...
> (シリアルライン利用時)
> ->
> (シリアル通信利用時)

「シリアル回線」とします。


> デバッグ出力を指定したファイルに書き出すことを指示します。
> ->
> デバッグ出力を指定した\fIファイル\fRに書き出すことを指示します。

roff 構文上、下線つきとなっていないというご指摘かと思います。
原文は "I<filename>" であり、これは同時に、オプション書式内に
おける設定値名称 filename と一致するものであるため、そのまま
"I<filename>" とします。

再訳
デバッグ出力を指定した I<filename> に書き出すことを指示します。


> ラッパーに受け渡すコマンドライン引数があれば、続けて記述します。
> ->
> ラッパーに受け渡すコマンドライン引き数があれば、続けて記述し、

「引数」



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