[JM:02064] Re: manpages 翻訳環境の構築エラー

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長南洋一 cyoic****@maple*****
2021年 3月 1日 (月) 12:29:03 JST


長南です。

> http://linuxjm.osdn.jp/guide/LDP_man-pages_update.html#perkamon
> のところは original の perkamon の repository がなくなってしまっている、
> というか gitorisous はサービス終了したんですね。
> この手順は、 JM 用に私が fork したレポジトリ (*) を使っていて、
> それに original の perkamon の変更を取り込むときの手順ですね。
> gitrious がなくなった今となっては不要ですね。
>
> 「オリジナルが更新されていない場合は自分で更新する」の手順をやる必要があります。

やってみましたが、途中で見事にわけがわからなくなりました。
私には難しすぎます (^^;;

さて、ここからが本題です。
LDP man pages の引き継ぎには、二つの問題があると思います (iptables や
GNU_coreutils のような submodule になっているもの全般に言えることですが)。

一つは、特に LDP man pages の場合、po4a を使う方法が難しいこと。
でも、これは、「私には難しい」ということで、わかる方には何でもないことでしょう。
それに、どうしても使い切れないのなら、{original,release} 以下と
translation_list を手作業で更新してもよさそうですから (それで、用が足りますね)、
それほどの問題ではありません。

もう一つのほうが重要です。それは、JM 側から submodule 内を変更できるのか、
ということです。"man git-submodule" の DESCRIPTION の最後のパラグラフには、
こんな風に書いてあります。

  Submodules are not to be confused with remotes,
      -- (中略) ---
  you cannot modify the contents of the submodule from within
  the main project.

さらに、続けて、

  If you want to merge the project histories and want to treat
  the aggregated whole as a single project from then on, you may
  want to add a remote for the other project and use the subtree
  merge strategy, instead of treating the other project as a submodule.

この説明からすると、JM 側から submodule 内の更新は出来ないのではないでしょうか。
「うじうじ考えていないで、試してみればいいじゃないか」と言われそうですが、私は
臆病ですから、万一 repository を壊してしまったらと心配で、試せないでいます。

もし、JM 側から submodule 内の更新が出来ないのなら、そして、JM 側から
LDP man pages などの更新がしたいのなら、上の引用にあるように subtree
にするか、あるいは、submodule としてではなく、直接 JM の jm/manual/ 以下に
ぶら下げるかするよりないのではないでしょうか。

どちらでもよいのですが、そこまでは、元木さんに (あるいは、git がよく分かって
いる方に) やっていただきたいと思います。私には無理ですから。git の初歩しか
知らない私には、そういう影響の大きいことをするのは、怖すぎます。頼りすぎなことは
わかっていますけれど。

それから、もう一つ方法がありますね。以前、JM とは別に LDP man pages
翻訳のメンバーを募集していたことがなかったでしょうか。LDP man pages の
翻訳希望者にそちらのメンバーになってもらう手もあると思います。

さらに、もう一つ。これは感想の類ですが。
po4a を使うにしても、man page を一つ一つ po ファイルにするのではなく、
man page をいくつも一緒にした大きな po ファイルを作るようになさっていて、
そのために手順が複雑になっています。でも、そうした理由には、ファイルが
多すぎるからばかりではなく (2000 個ぐらいあるのでしょう)、マニュアルの
バージョンを統一しておきたいということもあったのではありませんか。

もしそうなら、roff による変更を受け入れることは、ライブラリのマニュアルの
バージョンがバラバラになることを受け入れることになります。util-linux みたいな
ものなら、一応独立したコマンドですから、それでも問題ないと思いますけれど、
man2 や man3 の場合は、どうなんでしょうか。

-- 
長南洋一



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