[JM:02092] Re: po4a cfg 使いませんか?

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Akihiro Motoki amoto****@gmail*****
2021年 3月 18日 (木) 09:25:03 JST


元木です。

別にいいですよ。
util-linux の管理者は長南さんなので。

私は po4a cfg の理解をみんなが深めれば LDP man-pages の手離れが良くなると思ったから、
というのが元のモチベーションです。
5年くらい誰も触らなかったものを突然動かそうとして、また召喚されても困るので、
どうやったら手離れがよくなるのか考えての話でした。(私が LDP man-pages の翻訳に
再度興味が出て来ない限り)二度目のお手伝いはありません。

誰も引き取り手がいないのであれば、それはそろそろプロジェクトとしての限界を迎えて
いると思うので、どこで、古くなりすぎかも?というタイミングで公開をやめるという
選択肢もみなさんで議論してもらえればと思います。

では。

On Thu, Mar 18, 2021 at 8:54 AM 長南洋一 <cyoic****@maple*****> wrote:
>
> 長南です。
>
> いろいろと御提案してくださって、ありがとうございます。私のやることを
> ご覧になっていて、歯がゆくてたまらなくなられたのでしょう。
>
> po4a cfg を使うことについては、私は 1 マニュアル 1 PO ファイル主義ですから、
> po4a-gettxize, po4a-translate, po4a-updatepo で十分用が足ります。
> それに、その方が、po4a を初めて使う人にとっても、使い方が単純だし、
> 自分が今何をやっているかもはっきりして、受け入れやすいのではないかと思います。
> もともと、こうしたコマンドは、一般ユーザが po4a を気軽に使えるようにと、
> 作られたインターフェースなのでしょう。
>
> もっとも、そんなことが言えるのも、マニュアルがたかだか 100 個ぐらいしかなく、
> しかも、一つ一つ訳しているからで、LDP man pages のように、マニュアルが
> 1000 個もあったら、やっていられないのは分かります。ですから、そういう場合は、
> うまく行くやり方があるのならば、それを使えばよいと思います。
>
> 根本的に JM にとって重要なのは、original 以下の原文から release 以下の
> 翻訳 roff を作ることです。どうやってそうするかは、翻訳者の自由にまかせて
> 良いのではないでしょうか。翻訳 roff を作る上で、注意事項があるのなら、
> README でも作って、書いておけば十分だと思います。
>
> と、こう書いてきて気がつくのですが、1000 個ものマニュアル群を訳した方と、
> 数個程度のマニュアル群を訳してきたものでは、考え方が違ってくるのですね。
> でも、大部分の人にとって、一度に訳すマニュアルは、1 個か 2 個、多くても
> 数個なのではないでしょうか。LDP man pages というのは、かなり特殊です。
>
> > ## po4a-translate のコマンドライン
> >
> > 変換時の追加オプションを指定していますが、どのファイルをどのオプションで変換したかは
> > よくわかりません。README にはたぶん他のファイルにも必要でしょうと書かれているだけ。
>
> 元木さんは、-o で渡す追加オプションがいろいろあることをご存知だから、かえって
> 混乱なさったのだと思います。私は、「manpage によっては、po4a-translate
> だけでなく、po4a-gettextize や po4a-updatepo をするときにも
> -o unknown_macros=untranslated というオプションが必要なものがある。
> それは以下に列挙するものだ」という意味のことを書いただけです。今のところ、
> 他の追加オプションが必要な例には出会っていません。
>
> ちょっと嫌味かもしれませんが、念のため、私の書いた文を、一部省略して引用して
> おきます。この README.po4a は、po4a-translate などについて読者に
> ある程度の知識があることを前提にしているので、そのへんの説明は省いています。
>
>     ---- 以下引用 ----
>
>   一般に aaa.1 などの翻訳マニュアルは、
>
>   $ po4a-translate -f man -m ../../original/man1/aaa.1 -p aaa.po -l aaa.1 -v
>   $ patch -p0 <aaa.patch
>
>   とすれば作れるが、以下の例外がある。
>
>   ○ getopt.1
>      getopt.1 では、po4a-translate するとき、-o unknown_macros=untranslated
>      というオプションを付ける必要があった。つまり、以下のようにする。
>
>      $ po4a-translate -f man -m ../../original/man1/getopt.1 \
>      -p getopt-ja.po -l ./getopt.1 -o unknown_macros=untranslated -v
>      $ patch -p0 <getopt-ja.patch
>
>         ---- (中略) ---
>
>   以下の manpage でも po4a-translate に -o unknown_macros=untranslated
>   が必要である (たぶん po4a-gettextize などでも必要)。
>
>   ○ fdisk.8
>   ○ partx.8
>   ○ last.1
>   ○ scriptreplay.1
>   ○ scriptlive.1
>   ○ logger.1
>   ○ dmesg.1
>
>     ---- 引用終了 ----
>
> > (a) addenda の活用
> > (b) 訳注の扱い
>
> patch を使うことについてですから、これは一緒に論じます。
>
> 私も sudo の翻訳では、addenda を使いました。しかし、find を翻訳している
> ときから、patch を使うようになりました。
>
> 私のようにかなり長い訳注を何箇所にも入れたい場合、addenda では複数のファイルが
> 必要になります。訳注なんて改訂するたびに、いらなくなったり、増えたりするものです。
> そもそも、addenda ファイルが複数ある事自体煩わしいことですし、増えたり減ったり
> したら、addenda ファイルの名前と内容が混乱してきます。それは望ましくありません。
> 他人の作ったものだったら、扱いに困ると思います。patch なら 1 個ですみます。
>
> もう一つ都合が悪いのは、addenda では、内容を追加することは出来ても、
> 内容を変更することが出来ないことです。ところが、たとえば、AUTHOR や
> AVAILABILITY の中などに man2html では解釈できない groff の書式が
> があったりして、そういうところは Web ブラウザで見ると、消えてしまったり、
> 余計な文字が入ってしまったりするわけです。そういうのは、roff としては
> 間違っていないのですから、PO ファイルの中で書き換えるよりも、patch で
> 書き換えた方が、後々のためになるのではないかと思いました。
>
> 長い訳注を PO ファイル中に書くのも、試してみました。でも、それだと、
> 二行目以下の字下げが出来ないでしょう。訳注と本文との区別が一目で
> わからないので、諦めたのだと思います。
>
> > util-linux のフォルダーで、 draft 以下や original 以下はどのような管理に
> > なっているかよく分からなかったです。
> > draft 以下は po4a を使っているときには、無視されている?
> > original 以下がどうなっているか分からなかったのは、cal-ja.po だとオリジナルが
> > cal.man になっていて、たぶん別の場所から来ているのだと思いました。
>
> オリジナルファイルの拡張子を man にしていると、"#: cal.man" になるんですね。
> 全然気が付きませんでした。私は、jm 以下とは別の作業ディレクトリで作業をして
> いるのですが、そこに、原文と翻訳中の (po から変換した)  roff ファイル、
> さらに佐藤さん訳の roff ファイルが混在しています。紛らわしいので、原文の拡張子を
> man にしたのだと思います。原文の出所は、この場合なら、翻訳版の cal.1 の
> 翻訳履歴を見ていただけば、
>
> Updated & Modified (util-linux 2.34) Tue Mar  3 11:18:32 JST 2020
>
> などとなっているはずです。開発元にあった util-linux-2.34.tar.xz から
> 取り出したもので、original にあるものと同じことを確認しています。
>
> 今試してみたのですが、po4a-updatepo で cal.1 のバージョンを 2.34 から
> 2.36 に上げてみましたが、問題なく PO ファイルを更新できました。cal.man に
> なっていても、害はないようです。
>
> なお、original にある大部分のファイルは、バージョン 2.34 のもので、
> 佐藤さんが投稿なさったときに、白方さんが登録してくださったものです
> (翻訳が 2.35.2 や 2.36 のものに対応する原文ファイルは、そのバージョンを
> 翻訳したとき、私が登録したもの)。draft にあるのも、白方さんの登録で、
> 佐藤さんが投稿なさった原稿です。po4a を使う場合、原文と訳文を並列した
> ファイルは作らないので、draft ディレクトリは使っていません。
>
> せっかく、いろいろと提案してくださったのに、みんな「ヤダ」ですませて
> しまって、恐縮です。お気を悪くなさらないように。
>
> --
> 長南洋一
>
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