[JM:02355] Re: LDP man-pages 翻訳ガイドについて

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Akihiro Motoki amoto****@gmail*****
2021年 5月 19日 (水) 06:11:56 JST


On Thu, May 13, 2021 at 10:53 PM ribbon <jm****@ribbo*****> wrote:
>
> しばらく間が空きました。
>
> 以下は、ここしばらくの議論を全く反映していません。
> あくまでも、Webにある情報のみでのコメントです。
>
> -------------------------------------------------------------------------
> LDP man-pages 翻訳ガイドについて
>
> 少し読み始めてまず思ったことは、このページの内容は、「翻訳作業の流れ」
> に書いてあることとここに書いてあることが違うのではないか、と言うことで
> す。
>
> 「翻訳作業の流れ」ページには「もしインデックスページにないマニュアルを
> 翻訳したい場合は、その旨を ML で発言してください。 そのマニュアルが含ま
> れているパッケージの一次配布元がわかっている場合は、その情報も併せて連絡
> して下さい。 git コミッターが作業してページに反映させますので、確認後改
> めて予約宣言をしてください。」
> と書いてあります。この文面と、JMインデックス(作業状況)のページのリンク
> 先情報からみて、翻訳元のデータは、JMインデックス(作業状況) から入手する
> ものと考えています。
> しかし、「LDP man-pages 翻訳ガイド」を読み進めてみると、git リポジトリを
>  clone して、さらに、make するという、かなり大規模な作業が必要に見えます。

今のガイドのページは、このサイトへの移行前のドキュメントを移植して、
私が po4a や help2man の仕組みを導入したパッケージについての記載しただけのものです。
これまでこのガイドについてフィードバックを受けたこともなかったので、
わたしのモチベーションも次第になくなり、整合性がないのは知りつつも、
それ以上作業するのはやめました。その後10年近く放置され、現在に至るという状況です。
意欲のある皆さんで改善していってもらえればと思います。

LDP man-pages については git + po4a 環境で make する必要があるというのは事実です。
LDP man-pages は、 po4a 導入時に当時の作業効率の観点から、
すでに po4a 化に着手していたフランス語翻訳チームのツール群を利用しました。
#そのフランス語チームは今は manpages-l10n プロジェクトに乗り換えいますが。
#https://manpages-l10n-team.pages.debian.net/manpages-l10n/

理論上は、PO ファイルをダウンロードして、po4a を使って、draft を作ることも
できますが、その場合にリポジトリにどうやって反映させるのかなど、手順面で
クリアでない部分があり、その運用が現実的かは私は分かりません。

>
>
> 原文はどれ?
> ローカルにある jm 配下の original と release において、あるファイルの冒
> 頭部分にあるコメント部分の日付が異なります。原文の方が古いです。となると、
> original ディレクトリにあるファイルは、訳されたファイルの原文とは違うの
> でしょうか。原文はどこにあるのでしょう。

具体的に教えてもらえますか?

一般的には一致します。
私の知る限りの例外は GNU_coreutils の翻訳で、
翻訳を help2man で生成しているため、
help2man コマンドを実行したときの日付になってしまいます。

LDP man-pages では、一致していると思います。

> gettext のツールが必要だった。
> po4a を使う準備手続きにおいて、 make を実行すると、 msgmerge がないとい
> うエラーが出ました。これは、gettext のツールを入れていないためです。
> po4a を使う時には、gettext のツール類が必要と明記しておけば、途中で引っ
> かからずに済みます。

po4a は gettext に依存しています。
gettext が必要と書いておくのもいいのかもしれません。おまかせします。

一方で、今まで書かれていなかったのにも理由があります。
po4a の Debian/Ubuntu/Fedora のパッケージでは gettext への依存が宣言されているので、
po4a を入れておけば gettext は自動的にインストールされていました。
そのため、このようなエラーに出くわしたことがなかったのです。
パッケージ経由でインストールしてこの状況だとすると、パッケージングのバグのよう
にも思います。開発元に報告しておくのがよいでしょう。

>
> 結局、po4a+git 環境が必須なのか
> 一通り読んでみましたが、LDP-manpages を訳すときには、 git 使ってリポジ
> トリを持ってきて操作するのが必須(MUST)であると読めました。であれば、
> 最初からそう書くべきだと思います。たとえば、
>
> 翻訳のしかた
>  直接元ファイルを翻訳する場合
>   すべてのファイル形式について可能。ただし、ファイルの形式によっては
>     手間がかかる場合がある。以下のカテゴリに入るマニュアルは、そちらを
>     読んで欲しい。
>  roff 形式 (linux の man コマンドで表示されるマニュアル)を翻訳する場合
>   LDP翻訳ガイドに沿って翻訳
>  gnuのマニュアル(info形式)を翻訳する場合
>   ....
>  perl のマニュアルを翻訳する場合
>   ....
>
> と言うように、最初から区分けしておけば、誤解が防げるのではないでしょうか。

「翻訳更新方法」http://linuxjm.osdn.jp/guide/translation_update.html というページには
LDP_man-pages と GNU_coreutils の場合は・・・・・というリンクを作ってあります。
これ以外のパッケージで po4a を使っているものについては、ここには書かれていませんが、
po4a が前提になっているものもあります。

「翻訳作業の流れ」のページでは、これらへの言及がなかったり、整合性が取れなく
なっていたりするのは事実です。改善していく必要があるのは同意します。


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