[Lha-users] Subversionを使ったLHa for UNIXの最新ソース取得手順

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Koji Arai jca02****@gmail*****
2007年 5月 4日 (金) 13:13:37 JST


新井です。

これは、Subversion を利用して LHa for UNIX (autoconf版) の最新ソー
スを取得する手順です。

# ところで、リポジトリが CVS だったときも同様ですが、ただ最新のソー
# スを取るだけなら Subversion は不要です。
#
#   http://svn.sourceforge.jp/cgi-bin/viewcvs.cgi/lha/trunk.tar.gz?root=lha&view=tar
#
# から最新の tarball をダウンロードすることができます。しかし、定期的に
# 最新ソースを取得する場合は Subversion を使ったほうが手間はかかりません。

【最新ソース取得手順】

注:以下、コマンド実行を、行頭「%」のプロンプトで示します。

まず、Subversion のバージョン確認です。

    % svn --version
    svn, version 1.4.3 (r23084)
       compiled Apr  7 2007, 00:02:24

以降の記述は、この版での実行例を示しています。もし、svn コマ
ンドが見つからない場合は、Subversion を別途インストールしてく
ださい。

次に、初めて Subversion を使う場合は、

    % svn help

と実行してみてください。

    usage: svn <subcommand> [options] [args]
    Subversion command-line client, version 1.4.3.
    Type 'svn help <subcommand>' for help on a specific subcommand.
    Type 'svn --version' to see the program version and RA modules
      or 'svn --version --quiet' to see just the version number.

    ...途中略...

    Subversion is a tool for version control.
    For additional information, see http://subversion.tigris.org/

つらつらと使い方が表示されます。また、このとき ~/.subversion とい
うディレクトリができます。ここには、subversion のユーザ設定ファイ
ルが作成されます。

この設定、慣れないうちはデフォルトのままでも良いと思いますが、Web
に接続するのに Proxy を利用している方は以下の部分の設定が必須とな
りますので、注意してください。

    % vi ~/.subversion/servers

    ...途中略...

    [global]
    # http-proxy-exceptions = *.exception.com, www.internal-site.org
    # http-proxy-host = defaultproxy.whatever.com   ★コメントを削除して修正
    # http-proxy-port = 7000                        ★コメントを削除して修正

困ったことに上記の設定をしても Proxy が WebDAV に対応していないと、
後述の checkout 実行時に

    svn: PROPFIND request failed on '/svnroot/lha/lha/trunk'
    svn: PROPFIND of '/svnroot/lha/lha/trunk': 400 Bad Request
(http://svn.sourceforge.jp)

などとエラーになります。この場合、Subversion でのソース取得はあき
らめるしかないと思われます。(私の職場がそうでした ;_; 以前
Subversion をいろいろと試していたときにこの結論に至ったのですが、
Proxy の置き換え以外に何らかの回避策があるなら教えてほしいです。)

さて、ここからが本当にソースを取得する手順になります。直接 Web に
接続できる方、あるいは上記の設定が終わった方は以下を実行してくださ
い。

   % svn checkout http://svn.sourceforge.jp/svnroot/lha/lha/trunk lha

これで、カレントディレクトリに lha ディレクトリとその配下に最新ソー
スが展開されます。簡単ですね。

【コンパイル手順】

一応、コンパイルの手順も示します。(これは今までとなんら変わりあり
ません。)

# CVS から Subversion にリポジトリを移行した際に、lha-test12
# に直接書いていた CR コードがなくなってしまったようです。で
# すので、この部分のテストだけ失敗します。そのうち直します。

とりあえず、取得したソースのあるディレクトリに移動します。

   % cd lha

configure スクリプト等は リポジトリに含まれていないので
autoconf/automake が必要です。(以下で使用する aclocal や
autoheader は、autoconf、automake 付属のコマンドです)

o configure コマンドを作成

    % aclocal
    % automake -a
    % autoheader
    % autoconf

o Makefile, lha を作成&テスト&インストール

    % sh ./configure
    % make
    % make check
    % su
    % make install

【ソースの更新】

以降、私がソースを修正してその結果を sourceforge のリポジトリに反
映したとします。その最新ソースを取得するには、以下のコマンドを作業
ディレクトリ(lha ディレクトリ)の下で実行します。

    % svn update

【今後のCVSリポジトリ】

CVS版のリポジトリはまだ残っているようですが、今後は更新されなくなります。
# 削除の依頼が必要なのかな?

【余談】

最近、私は git がお気に入りになりつつあります。以下は、git を
使って、lha のソースを取得する手順です(この例は開発者用、つま
り私用です)。

    % mkdir lha-git
    % cd lha-git
    % git init

    % git svn init svn+ssh://arai****@svn*****/svnroot/lha/lha

    % git svn fetch

# 上記を試した git のバージョンは、
#  git --version
#  git version 1.5.0.3
# です。

以上、走り書きで申し訳ないです。またこれからいろいろ試して必要な情
報は追加したいと思います

--
Koji Arai




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