ソース表示: internal24-105-ファイルシステムのレイアウト #24099

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h2w-title:ファイルシステムのレイアウト
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= ファイルシステムのレイアウト = #SECTION03710000000000000000

BSDのファイルシステムおよびその論文を大いに参考にして
設計されており、殆ど同様の構成となっている。
ファイルシステムを構成する各種データは、関連の深いもの同士を
なるべく物理的に近くに配置できるように配慮されている。

詳しくは、BSD UNIXの解説書および、論文を参照して欲しい。

 [[Embed(internal24-images:img35.gif)]]
 

一つのファイルシステムは物理的に複数の領域(ブロックグループ)
に分割して管理されている。これは関係の深いデータを同じ
ブロックグループ内から確保すれば、ディスクヘッドの
シーク時間の無駄が少なくなるだろうという発想である。

スーパブロックはファイルシステムの全体の構造を管理している。
主な情報は、次に述べるブロックグループの配置と、
このファイルシステム内に存在するフリーiノード総数と
フリーブロック総数の管理である。

各ブロックグループは、ブロックグループディスクリプタ
(このブロックグループの管理情報領域)、iノード領域、データブロック領域、
iノード領域の閉塞管理用ビットマップ、データブロック領域の閉塞管理用
ビットマップから構成される。

スーパブロック/ブロックグループディスクリプタは
全てのブロックグループの先頭に配置されているが、
最初のブロックグループ内に配置されているもののみを利用している。
(二つ目以降のブロックグループ内のスーパブロックは、fsck時に一つ目の
スーパブロックが読み出せない時に、利用することができる。
umount時に何もディスクに書き戻していないので、レイアウト情報のみを
利用しているようだ)

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''(NIS)HirokazuTakahashi [[BR]]
2000年12月09日 (土) 23時55分06秒 JST''1

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