コメントの長いリストの表示方法にはいくつか異なる方法があります。下記で説明しましょう。
「平坦なまま」モードでは、コメントを1つの膨大なリストとして表示します。それぞれのコメントの関係を示すマークは付いていません。
「スレッド化する」モードでは、返事を階層構造で表示します。返事は新しいページへのリンクとして表示されます。
ネストするモードでは、返事を階層構造で表示しますが、リンクではなく、同じページにすべて表示されます(特にディスカッションが長い場合、プラットフォームによってはレンダリングがものすごく大変になります)。
これらは、スラッシュドットが世間の流行に乗って作った次世代Ajax式コメントシステムのことです。いままでのスラッシュドットは、90年代後半の古くさくて伝統的なWebデザインに乗っ取って作られていました(たとえば、ページをロードしたあとにコメントスレッドを追いかけるためには新たにページをロードする必要がありました)。新しいコメントシステムであるD2では、Ajax技術を採用することで1つのページ内で沢山のコメントを表示でき、簡単に議論を追いかけられるようになっています。 ちなみに、以前の(非Ajaxの)コメントシステムは「D1」と呼ばれています。
D2では、2つのスライダを使って全文表示/タイトルのみ表示/非表示の閾値をコントロールできます。それぞれのスライダをドラッグ&ドロップで操作して、スコアに対するコメントの表示方法を好きなように調整できます。
D2では、明示的なオプションとしての「ネストする」モードは廃止されました。代わりにスライダを調整することで、「ネストする」と同様の表示を行うことができます。「ネスト表示」をしたい場合は、2つのスライダを同じ場所に重なるように移動させます。そうすれば、タイトルだけの表示が無くなり、以前のネスト表示モードと同様の表示になります。この方法はページのリロードなしに表示を変えられるので便利です。
デフォルトでは、議論ページは比較的少ない数のコメントしか表示しません。「もっと」をクリックすれば、もしそれ以上のコメントがあれば追加でコメントブロックが表示されます。つまり、新しいページをロードしつづけたり、自分の居場所を見失うことはないのです。スレッドを下に読み進めながら、スレッドや読み込まれていないコメントを置くことができるのです。
D2では、コメントを小さいブロック単位でロードします。これは、パフォーマンスとネットワーク帯域幅のバランスを取るためです。大きいXMLブロックを処理するとPCに負荷がかかり、遅いネットワークを使っている場合はロードに失敗する可能性もあります。ログインユーザーは1回のリクエストごとにロードするコメントの数を設定できますので、この値を変更することでこの問題を解決できると思います。また、Subscriptionユーザーは1回のリクエストですべてのコメントをロードすることもできますが、これはWebブラウザの動作を著しく遅くする可能性があるのでおすすめしません。
小さいページは多くの場合すぐにロードが完了しますが、より多くのネットワーク帯域幅やCPU、メモリが必要な大きいページをロードするのは厄介です。しかし、コメントのすべてを読んでいるスラッシュドット読者は半分ぐらいでしょう。そこで我々は、1回にロードするコメント量のデフォルトを、カジュアルユーザーとハードコアユーザーのどちらでもそこそこうまく動くように設定しました。ログインユーザーなら一回のクリックで、より多くのコメントをロードできます。これは、多くの読者にとって「十分」なコメント量だと考えます。
(注)スラッシュドット・ジャパンのデフォルト設定では、1回のリクエストですべてのコメントをロードするようになっています。本家スラッシュドットに比べてスラッシュドット・ジャパンはコメント数が少ないため、このような設定になっています。また、スラッシュドット・ジャパンではSubscripttionシステムはありません。すべてのログインユーザーが、1回のリクエストですべてのコメントをロードできます。
右上の角に表示されるD2設定ウィジェットには、次の3つの異なる「モード」を切り替えるための小さなアイコンがある。
まずはログインして、「設定」をクリック、そして「コメント」をクリックして「コメントスタイル」で「従来のコメントシステム」を選択すれば、D2を無効にできる。もしくは、MSIE6を使おう。MSIE6ではD2は使えないから、このブラウザを使うユーザーにはD2は無効になっている。
現状、D2はIE6以下をサポートしていません。最近では、IE6を使っているスラッシュドットユーザーは10%しかいないからです。さらに、IEユーザー数はどんどんと減っています。我々は互換性を保つための作業には興味がありません。IE7にアップデートするか、Firefoxを使ってください。
(注)10%というのは、本家スラッシュドットの話です。
スラッシュドットのD2システムはまだ開発中で、たとえば変更について議論されている膨大な量のキーバインドなどがあったりします。主要なものをここで説明しておきましょう。
ちなみに、ロードされている最後のコメントで次のコメントを表示させようとすると、ロードしていないコメントをロードしようとします。また、Shiftキーと上記のショートカットキーの同時押しで、現在のコメントを閉じることができます。つまり、Shift-Dキーで既読のコメントを閉じながらコメントを順に読んでいくことができます。
これは現在のコメントを表すマークです。D2ではマウスを使わず、ショートカットキーでコメントを読み進めることができますが、そのときの「カーソル」のような役割をします。
いいえ。我々は、スラッシュドットにおける議論は現実世界での議論と同等な物であると信じています。なので、あなたは言った事を取り消せませんし、もっと発言する事によってのみ、あなたの意図を明確にしようと努める事が出来ます。
言い換えれば、あなたが投稿したコメントは削除できず、あなた自身に対して返信する事すれば、あなたが言った事を明確にしようと努める事が出来ますし、そうする事しか出来ません。
(注)念のために書いておくと、スラッシュドット・ジャパンでは法に反するような投稿は削除することはあり得ますし、然るべき処置も取ります。ま、今までコメントを削除したのはせいぜいシェアウェアの登録キーが掲載された時ぐらいのものですが。
こちらでコメントを削除するのは、コメントに不正なHTMLコードがあって、スラッシュドットが正しく表示できない場合だけです。内容のせいで削除されることはありません。しかし、現時点では削除される心配はほとんどないでしょう。コメントエンジンは強力だし、Netscapeに問題を起こすようなコメントを投稿するほうが難しいですから。
コメントを投稿したのに表示されないのは、多分、モデレーションの結果、あなた自身のしきい値よりも低く判定されたんでしょう(こちらを参照)。しきい値を-1に設定すれば見えるはずです。
システムから、コメントが投稿されたというメッセージが送信されれば、必ず表示されます。データがシステムにキャッシュされる仕組みのせいで、表示までに最大10~15分かかることがあります(普通はそんなにかかりませんが)。
(注)スラッシュドット・ジャパンでは通常一瞬で反映されるはずです。
"First Post"コメントというのは、変なミーメティックなしゃっくりみたいなもので、出所不明なうえに暴走しちゃってます。要するに暇を持て余している人たちが、ディスカッションの"First Post"(最初のコメント投稿)を取るために朝から晩までスラッシュドットをリロードし続けているという状態です。そもそもモデレーションシステムを作った目的の1つはこういうものをクリーンアップするためで、大体うまくいっています。"First Post"は普通モデレーションで低いスコアが付けられて、即座にoff-topic(オフトピック)になります。
(注)スラッシュドット・ジャパンでも"First Post"(1ゲット)がたまに出現しますね。本家で取れないけどこっちなら取れるということでしょう。
モデレーションシステムを導入しています。 スラッシュドットの利用者が増えて困ることの1つは、「荒らし」や「フレームのもと」や「余計なもの」の数も増えるということで、またこういう人たちは少人数で大量の雑音を撒き散らすということです。雑音を最小限に抑えることがモデレーションシステムの最大の目的の1つです(これについてはこのFAQの別の場所に詳しく書いてあります)。
モデレーションシステムは、マスコミュニケーションに付き物の問題を解決しようという試みであり、その成否は確証できるものではありません。日によって非常にうまくいくときもあれば、そうでないときもあります。
必要です。
ご存知のように、スラッシュドットには、1日数千、月にして数万というコメントが送られてきます。データベースには、常に50,000件以上のコメントがあります。1つのストーリーに数千もの返事が付くこともあるのです。現実には、そのすべてが読む価値のあるコメントとは言えません。ひどいものもあれば、素晴らしいものもあります。
モデレーションは、パイプの中を流れる情報の中から、宝石とガラクタを分けるためのシステムです。そして可能な限り、サイトの読者にその責任を負ってもらおうというわけです。
目標は、それぞれの読者が自分の望むレベルの情報をスラッシュドットで読めるようになることです。時間のない人はオリジナルのストーリーだけを読みたいでしょう。ある人はハイスコアのコメントだけを読みたい。また別の人は匿名のコメントは読みたくない。人によっては、First Posts!からスパムまで全部読みたい...。モデレーションはそれを実現するシステムです。いや、少なくとも実現しようとしています。
システムの目標全体としてモデレーションシステムは非常にうまくいっていると考えていますが、そう思わない人も多いことは確かです。それは、人によってモデレーションに求めるものが違うからです。互いに相容れないモデレーションもあります。明らかにおかしなスコアが付けられることもあります。「荒らし」が「オフトピック」にフラグされたり、その逆だったりして、このシステムには欠陥があると感じるのです。
もちろん欠陥はあるでしょう。いろんな人のボランティアに頼っているわけですから。自分勝手な人もいれば、破壊的な人もいます。公平で一生懸命な人もいます。総合的に見て、皆さんの努力は素晴らしい、とわたしは考えています。
しきい値を3にしてスラッシュドットを読んでみてください。そしてコメントの質を見てください。少なくとも暴走しためちゃくちゃなディスカッションは表示されないはずです。インテリジェントな人々からの価値あるコメントを読むことができるでしょう。正直これにはわたし自身も驚いています。
(注意:スラッシュドットジャパンではまだこの通りにまでモデレーションの効果を発揮できないでいます。モデレーションの機能はユーザが多くならなければ最大限に効果を発揮できないのです)
それも考えましたが、やはり匿名で投稿できる機能は必要だと考えました。中には、重要な情報を投稿したいけれど、リンクされるのは嫌だという人もいます。当分の間は、Anonymous Coward(匿名の臆病者)は廃止しません。
あります。それを証明するための法的文書も山ほどあります。しかし、こういうサイト運営にはリスクは付き物だと思っています。
(注意:スラッシュドットジャパンではまだ大きな問題が起きたことはありません。ただし、それなりの準備はしていますし、法改正や判例には注意するようにしています。)
あなたはどのホストからのアクセスでも受け入れるWebプロキシの背後から、スラッシュドットを読んでいます。このような機能は不正利用される恐れがあります。従って、このプロキシがよりセキュアになるまで、このアドレスから投稿されるコメントは弾かれます。プロキシの管理者に報告して下さい。
システムを理解する前に、こういうシステムを開発したいきさつをお話ししましょう。これは、行き当たりばったりにできたものではなく、試行錯誤と進歩の末に開発されたものです。今も調整と変更を繰り返し、余分なものを取り払って、より効率が良く、公平なシステムにしようと努力しています。
モデレーション前
開設当初のスラッシュドットは小さなサイトで、投稿は毎日数十件しかなく、うまく機能していました。シグナルは高く、ノイズは少なく、我々は無名だったので、モデレーションなどは必要なかった。当時は今とはまったく違っていました。しかし日々ユーザが増え、どんどん大きくなり、投稿されるコメントも増えた。同時に、システムを悪用する迷惑な行為も増えました。我々に取れる手段は1つ、それは、迷惑なコメントを削除することでした。しかしシステムが巨大化するにつれ、数が増えすぎて、とても削除しきれない状態になりました。
少人数による摘み取り作業
そこで、手伝ってくれる人を25人ほど選び出しました。25人に与えられた権限は、コメントにスコアを加算したり差し引いたりするという単純なもの。この勇気ある人々の主要任務は、スパムやFirst Postやフレームのもとを摘み取ること。また、良いものを見つけたときは、そのスコアを上げる役割もありました。 システムはうまく機能したが、スラッシュドットが大きくなるにつれ、25人では、毎日何千もの投稿に対応できないことは明らかでした。もっと多くの人の助けが必要になりました。
400人の幸運な人々
そこで、最初の25人のモデレータの判定を元に、さらに400人を選び出しました。良質なコメントを投稿している、スラッシュドットの真髄とフラグ付けされた人々。この新しいモデレータの中の数十人は途端に権限を悪用し始めたので、モデレータ権限を取り消されることになりましたが、そういう事態は次第に落ち着いてきました。 この時点で、悪用を防止するために、モデレータの権限を制限することを考え始めました。25人ならコントロールできたけど、400人となると話は別。近い将来もっと多くの人にモデレータになってもらおうと思っていたので、さらにコントロールが難しくなることはわかっていました。モデレータがポイントを加算したり差し引いたりすることに変わりはありませんでしたが、持ち点を数百点から数十点に減らしました。 そしていよいよ、次の段階に進むべきときが来ました。それは、マスモデレーションという考え方。多くのモデレータを持った経験から、1人に与える権限を制限しないと、不徳な輩のせいでシステム全体がダメになってしまうということはすでに学んでいた。そして我々は次の一歩を踏み出したわけです。
現在:みんながモデレータ
現在では、定期的にスラッシュドットに来ている読者なら、ほとんど誰でもモデレータになれます。これにはいろんな条件が関係してくるけど、ログインしてスラッシュドットのコメントを見ていると、ときどき突然モデレータアクセス権が与えられることがある。そうなっても何も心配することはありません。このFAQをよく読んで、そういう事態に備えておいてください。
人選
モデレータの人選という問題は、このプロセスでも一番難しいところ。みんなは「誰でも」モデレータになれるべきだと言うが、悪用の危険が高いのでそれは避けた。その代わりに、モデレータ選びのシンプルな基準をいくつか設けることにしました。
これらの条件を適用することで、平均的読者でありスラッシュドットの貢献者である人々の有資格者集団が形成される(はず)。一定のインターバルで(厳密には30分おきに)、システムは投稿されたコメント数をチェックして、それに見合う数の有資格ユーザに「トークン」を与えます。そして一定の数のトークンを受け取ったユーザがモデレータとなる。つまり、実際にモデレータアクセスを得るには、たくさんのスライスで有資格者となっていなければならない。こうすることでみんなに順番が回ってくるし、誰もシステムを悪用できないし、定期的にスラッシュドットを訪れる読者だけがモデレータになれるというわけです;)
モデレータがアクセス権を与えられると、一定の持ち点が割り当てられます。コメントをモデレーションするたびに持ち点を使い、持ち点がすべてなくなった時点で終了。次にモデレータになる順番を待ちます。
モデレートするには、コメントの横のドロップダウンリストにある、"フレームのもと"や"役に立つ"などの形容詞の中から1つ選びます。悪い意味の言葉を選ぶとコメントのスコアが1ポイント下がり、良い意味の言葉を選ぶとコメントのスコアが1ポイント上がります。コメントのスコアは-1~5までの絶対値で表されます。ログインしているユーザのコメントの初期値は1で(カルマによっては0や2の場合もあり)、匿名ユーザ場合は0です。
モデレータは、自分が投稿しているディスカッションはモデレートできません。これは権利の乱用を防止するためで、異論も多いが、変えるつもりはありません。十分な読むだけで投稿しないROMがいるのですからね。あなたが投稿したいのなら気兼ねなくしなさい。
モデレーションポイントを使わないでいると、3日後に期限切れになります。期限が切れると待機者リストに戻り、またいつかアクセスが与えられることになります。
ポイントを下げることよりも、良い刺激になるよう心がけてください。モデレーションの本当の目的は、有益なコメントを発掘してほかの人の目に触れさせることです。ただし個人的な趣味でモデレーションしないように。公平さが大事です。自分の考えと違うからとか、共感できるなどの理由で、スコアを下げたり上げたりしないでください。これは意見の共有の場です。藁の山から針を見つけ出し、スラッシュドットにスパムしたがる人間を抑制するためのシステムなのです。
スラッシュドットのエディタは無制限のモデレータポイントを持っており、その使用には何の問題もありません。
我々のモデレーションは全体の約3%を占めており、メタモデレーションによると、それらのモデレーションの公平さは統計的に非管理者ユーザのものと区別がつかないか、かなり勝っています。具体的な数字を挙げると、非管理者のプラスモデレーションの95.1%、管理者のプラスモデレーションの94.7%が公平と評価されています。また、非管理者のマイナスモデレーションの79.1%、管理者のマイナスモデレーションの83.6%が公平と評価されています。
エディタはガラクタの大量投稿を見つけて、それらの評価を下げる役目を果たしています。1人の悪質なユーザが多数のコメントを投稿した場合、それらの評価を下げるには複数のユーザが必要になりますが、管理者なら1人ですぐに対処することができます。これにより、明らかなガラクタが議論から排除され、一般住民は良いコメントを判定するためにモデレータポイントを使えるようになります。さもないと、ガラクタの大量投稿によって多くのモデレータポイントがシステムから奪われ、おかしなことになってしまうでしょう。
管理者に無制限のモデレーションを認めるのはどうも本質的に不公平だという意見もあるでしょうが、スラッシュドットの目標の1つは、さまざまな読み方の習慣を持ついろいろな読者にとって読みやすいコンテンツを作成することにあります。この作業がスラッシュドットの大多数の読者にとって議論の進展に役立つと信じているので、このままの形で続けるつもりです。
何ポイント以上のコメントを自分のブラウザで表示するかを設定するための機能です。コメントには-1~5ポイントまでのスコアが付けられています。自分のしきい値もこの範囲で設定できます。たとえば、しきい値を2に設定すると、2ポイント以上のスコアが付いているコメントしか表示されません。-1に設定するとすべてのコメントが表示されます。0に設定するとほとんどのコメントが表示されます。1にすると、Anonymous Cowardsのコメントはほとんど表示されなくなります。しきい値を高くすればするほど、表示されるコメント数は減り、当然コメントの質は高くなります。
カルマとは、主にあなたのコメントが過去にどのようにモデレートされたかを表すスコアです。カルマは「Terrible、Bad、Neutral、Positive、Good、Excellent」(サイテー、ダメかも、からっぽのキャンバス、ぷらす、たっぷり)というレベルで構成されます。投稿したコメントが良い評価を受ければカルマは上がります。逆に、投稿したコメントが悪い評価を受ければカルマは下がります。
モデレーション以外にもカルマに影響を与える要素があります。あなたがストーリーをタレコんで、それを我々が採用することにした場合はカルマが上がります。さらに、メタモデレーションによってもカルマが変わることがあります。これは、良質なモデレーションを奨励し、悪質なモデレータからアクセス権を剥奪するためです。
「おもしろおかしい」という評価を受けてもカルマは変わりません。単なる知ったかぶりではなく、賢明である必要があります。
(注意:「カルマ」よりも「徳」のほうが日本語としては正しい気もしますが、本家でカルマを使っているのですからカルマなのです;))
カルマは、スラッシュドットにおけるあなたの活動、すなわち投稿、モデレーション、およびタレコミの総計です。これは単なるデータベース内の数値にすぎません。カルマにはTerrible、Bad、Neutral、Positive、Good、およびExcellent(サイテー、ダメかも、からっぽのキャンバス、ぷらす、たっぷり)というレベルがあります。
スラッシュドットのカルマを何かのビデオゲームととらえ、数値がゲームのスコアを表しているかのように考える人が多いようです。そういう人たちは大事な点を理解していません。言葉にしたのは、カルマが大した意味を持たないということを強調するための1つの手段です。
上限はあります。現在は「Excellent」(たっぷり)に定められています。これは、アホみたいにカルマを積み立てておいてモデレーションを逃れる、という行為を防止するためです。反対意見もありますが、現在のところすべてのアカウントに上限が適用されています。
カルマというのは単に、危ないユーザをモデレータ有資格者から外して、スラッシュドットに貢献してきたユーザにボーナスポイントを割り当てるためのものです。あなたのIQを示すものでもなければ、ナニの長さとか、ブラのカップサイズとか、人間としての価値とか、ビデオゲームのスコアとも何の関係もないのです。スラッシュドット読者としてのあなたの価値を決めるものでもありません。カルマが増えたからといってガンが治るわけでもないし、2012年にクラルスが火星を破壊するために旅する秘密のスペースシップにあなたの席が用意されるわけでもありません。カルマは、ユーザが投稿したり、モデレートしたり、メタモデレートすれば大きく変動します。そんなにこだわらないでください。単なるデータベース上の数値ですから。
これはコードの問題で、まだ解決できていないものです。基本的には、システムはストーリーをタレコんだ人を簡単に追跡できるし、カルマを与えることもできるのですが、QuickieとSlashbackはそれぞれ別々に運用されています。何十人またはそれ以上の人がそれらのストーリーに直接貢献したかもしれません。システムには、カルマの配布を整理するための内部レコードがありません。さらに、現在はホームページのストーリーを採用した場合にカルマのポイントを与えています。
カルマはモデレータの人選に使われます。ディスカッションボードへのスパム行為に使われているユーザアカウントのカルマは普通とても低くなります。
また、カルマの高いユーザにはボーナスポイントが与えられ、それによってカルマのレベルが上がることがあります。ログインユーザが投稿したコメントは普通1ポイントに設定されますが、カルマの高いユーザの場合は、2ポイントから始まります。つまりこれは、スラッシュドットの良き参加者へのごほうびであり、悪しき参加者への罰というわけです。カルマがとても低いユーザの場合、ログインユーザでも+1がもらえないことがあります。非常に悪質なユーザの場合は-1になることもあります。
モデレートしたり投稿したりしている人のカルマは、モデレーションやメタモデレーションによって変動します。これは普通のことなので心配いりません。カルマは、単にモデレータ候補者を決めるために使うデータベース上の数値であり、あなたのIQや人間性にかかわるような問題ではないので、あまりこだわらないでください。
カルマの下限は「Terrible」(サイテー)です。カルマのレベルについて詳しく知りたい場合は、「カルマの「Good」や「Bad」などは何を意味するのですか?」を参照してください。
カルマが非常に低くなると、投稿のスコアが-1になり、モデレータの目に触れる機会が減るため、それ以上カルマを下げるのは難しくなります。
ボーナスを獲得したのは良き投稿者であったからです。ボーナスを獲得したおかげで、ほかの人よりちょっと「大きな声で」話すチャンスが与えられました。しかしどんな権利にも責任は付き物ですね。ボーナススコアの獲得を正当化しなければなりません。声が大きいほど、モデレーションで低い評価を下されやすくなります。そうならないためには、モデレータを納得させるような面白い話題を提供しなければなりません。これこそがこのシステムのよくできたところであって、カルマを積み上げておいてたわごとを投稿するという行為の防止に役立っています。
モデレートしてくれ!コメントを(できればしきい値を低くして)読んで、おもしろいだとか、単なるオフトピックだとか思ったら、ドロップダウンリストからオプションを選ぼう。選んだら[モデレート]ボタンをクリック。簡単でしょ。
そのとおりです。しかし、いったん「Excellent」(たっぷり)になったら、それより上には行きようがないということを忘れないでください。あなたはすでにボーナスポイントを獲得しています。それ以上に何をお望みでしょうか。カルマはその性質上、かなり大きく変動します。カルマの上限になると、最高値でその変動が多少ぶれる傾向がありますが、わずかなぶれであり、これは普通のことです。特に大した意味はありません。罰ではなく、物事の普通の流れにすぎないのです。
モデレータポイントを使い果たしたか、または期限切れになったんでしょう。モデレーションは陪審員制度みたいなもので、いつ順番が回ってくるかわからないし、任命されたらちょっとだけ仕事して、ポイントがなくなったら終わりです。
(注)モデレート可能なコメントかどうかのチェックはコメントごとに行われます。 IPID などのチェックやコメント投稿日時のチェックをしています。 たとえば、同一 IPID からの投稿はモデレートできませんし、 投稿から一週間以上経ったコメントもモデレートできません。
良い質問ですね。モデレータがもらす不満の最たるものは、モデレーションすべきコメントが山ほどあるのに、使えるポイントが少なすぎるという点です。もし優れたモデレータがストーリーの全コメントをモデレートできるなら、素晴らしい改善が期待できるでしょう。
しかし同時に、悪意のある1人のモデレータが5つのストーリーをめちゃめちゃにすることだって可能なわけです。ポイントを5点に制限することで、1人のモデレータが与えられるダメージも最小限に抑えられます。そのために1人の素晴らしいモデレータができる優れた仕事も制限されてしまいますが、仕方ありません。何百ものコメントがモデレートされないでいるほうが、何百ものコメントが悪意のあるモデレータに荒らされるよりはましでしょう。
おめでとうございます! あなたはモデレータの上位1%に入りました。その素晴らしい功績により、あなたには10ポイントのモデレータポイントが進呈されました。これは、スラッシュドットに何時間も費やすのは人生の無駄だって貴方のママがぼやくようなものです!
中には不当にモデレートされるコメントもありますが、多くのモデレータは公平にモデレートするように努力しています。しかし不当なモデレーションにも対策が必要と考え、メタモデレーションというシステムを導入しました(メタモデレーションとは、モデレーションをモデレートすることです)。
そういうこともたまにはありますが、特殊なケースに対応するためにモデレータのユーザインターフェイスを複雑にするつもりはありません。それに、悪用の危険も高いです。
そうは考えていません。なぜなら、スコアが低くてもコメントが削除されることはないからです。生のノーカット版スラッシュドットがお好みの方は、しきい値を-1に設定してお楽しみください。モデレーションシステムは、毎日投稿される何千ものコメントを分類して、ディスカッションの中から英知をすくい取ろうという試みです。すべてのコメントはそこにあります。ちょっと設定を変えればいいだけです。
なに呆けてるの? そのバグはもう3年前にぶっつぶしたよ!
良いコメントとは、面白いもの、洞察に優れたもの。ディスカッションに役立つ関連情報へのリンクがついているもの。シェークスピアほどではないが「ビーヴァス・アンド・バットヘッド」並みというわけでもない。オフトピックでもなく闘争的でもない。誰かを中傷したり、見解が違うという理由で個人攻撃するものでもない。
わたしのお気に入りの「悪いコメント」またはオフトピックコメントとは、「スラッシュドットはダセェ!」とか「こんなのオタクニュースとは言えん!」とか「○○をモデレートせよ!」とか言うもの。そりゃ真実も含まれてるけど、まずオフトピック行き間違いなし。
できると思いますよ。システムを動かすには3日間という制限が必要なんです。いつまでもポイントを持てるとしたら、アジェンダをプッシュしたいディスカッションが出てくるまで貯金してしまうでしょう。ポイントは別に使わなくてもよいです。ポイントはタダだし、全部使ってくれるユーザが大勢いるので。
そういうシステムです。ポイントが戻るとしたら、いくらでも悪用できてしまいます。下記はその例。
もしNaughty Bobがアジェンダをプッシュしようとしていたのなら、与えられた5ポイントを無限に使って、ディスカッションをプッシュできてしまいます。でもポイントを取り上げればもうそんなことはできません。そしてNaughty Bobは、次にポイントを獲得するまで待つことになるのです。
dkh2がタレコんだストーリーを紹介します。読者にとって役立つ情報だと思うので。
カルマを高める10のヒント:
ほんとうはそうでもないのに、役に立つとかするどい洞察に見えて、モデレーションで高く評価されてしまう投稿が多いと思います。作成者が自信たっぷりだと、ついポイントを与えてしまうのでは。本当にするどい洞察なコメントが投稿されたときにはもう遅い。これはモデレーションシステムで解決できないのですか?
モデレータも人間なので、間違いを犯すことがあります。それでも、モデレータはできるかぎり周到であるべきです。ほかのコメントへのリンクがあればチェックすべきだし、コメントの中で事実とされている情報が間違っていることをモデレータが確信できるならそれも考慮すべきです。コメント内で事実とされている情報が正しいかどうかわからないなら、そのようなコメントはモデレートせずに飛ばすべきです。
システムの悪用を防ぐためのフィルタがいろいろあります。最も重要なものは、同じ人が120秒以内に何度も投稿できないようにするフィルタです。また、短期間に同じ人が何度もモデレーションで低く評価された場合は、そのユーザに一時的な禁止期間(冷却期間)が課せられます。期間は72時間で、大量の投稿をしたユーザについてはさらに長くなります。
ほとんどの人はこういうフィルタに引っかかることはないはずです。何もしていないのにフィルタに引っかかった場合はお知らせください。修正します。まだベータ段階なので、問題があると思われます。
誰かがよそからテキストをコピーし、それがコピーであると言わなかったり、出所を示さなかったりした場合は盗用になります。「余計なもの」としてモデレートするか、遠慮なくリンクを投稿してモデレータに警告してください(匿名がいいでしょう)。
そんなはずはありません。もちろんできます。フロントページを開いて、一番下までスクロールしてください。そこに検索ボタンがあります。スラッシュドットのデータベース、ストーリー、コメント、ユーザ、投票、それに日記のエントリにあるものは何でも検索できます。フィルタを使うにはちょっとしたコツがいります。執筆者、トピック、またはセクションをフィルタの対象にすることはできますが、フィルタで除外することはできません。場合によっては、多数のユーザがアクセスすると検索機能がダウンしてしまうことがあります。そのような場合はGoogleをお使いください。Googleにはスラッシュドットのストーリーがキャッシュされており、それなりに正確です。
ユーザーがコメントを投稿するストーリーでは、投稿者とあなたの関係を表す次の7つのいずれかのアイコンがコメントの横に表示されます:
トモダチ
ファン
フツー
テキ
アンチ
トモのトモ
トモのテキ
トモダチの詳細については、トモダチと日記システムをチェックしてね。
コメント投稿モードは、コメント表示モードとは無関係です。このモードでは、コメントとして入力したテキストがどのように解釈され、読者にどのように表示されるかを指定します。次の4つの投稿モードがあります。
HTMLもしくはテキスト形式モードでURLを自動的にリンク化するには、<URL:http://example.com/>のようにします。
利用可能なHTMLタグのリストは次のとおり: <b> <i> <p> <br> <a> <ol> <ul> <li> <dl> <dt> <dd> <em> <strong> <tt> <blockquote> <div>
これに加えて、スラッシュ独自のタグを使うこともできます。1つは<ecode>と呼ばれているものです。これは「コード」投稿モードと同じような働きをしますが、「HTML形式」および「Plain Old Text」の投稿に挿入することができ、ブロック全体がインデントされます(レアな例ですが、<ecode>タグ内で</ecode>というテキストを使いたい場合は、<ecode>...</ecode>の代わりに<ecode end="何らかのタグ">...</何らかのタグ>を使うことができます)。
もう1つは<quote>です。これは、他のコメントを引用するときに使われます。
デフォルトの投稿モードはコメントオプションの設定ページで設定できます。
あなたのユーザページには、コメントの「生の」スコアが表示されます。これは個々のコメントについてユーザ全員が共有する基本スコアです。この数値には、モデレーションによる評価の良し悪し、デフォルトの投稿ボーナスなどが算入されます。一方、その同じコメントが議論のコンテキストで表示されると、ユーザ設定に関連付けられたボーナスやスコア補正が反映されます。これらのオプションはすべて設定可能で、短いコメントのスコア補正、長いコメントのスコア補正、モデレーション理由の差異によるスコア補正などの設定が用意されています。
たとえばJohn Doe (12345) *のように、ユーザIDの後ろにアスタリスクが付いていることがあります。アスタリスクは、そのユーザがスラッシュドットの購読者であることを意味します。彼らはスラッシュドットの運営を助けるためになにがしかのお金を払ってくれたわけです。購読者には、アスタリスクとそれに付随する栄誉ある権利をはじめ、サイトの支援と引き替えに多彩な追加機能が提供されます。あなたがログインしている場合は、この情報を使って彼らのデフォルトのコメントスコアにボーナスやスコア補正を割り当てることができます。または完全に無効にすることもできます。すべてあなた次第です。
(注:Slashdot Japanではこの機能はありません。)
大幅にモデレートされたコメントからはカルマボーナスが消えるように見えます。より正確には、カルマボーナス付きで投稿されたコメントがモデレーションで悪い評価を2回受けた場合、カルマボーナスはスコアの合計から削除されます。
これには主に2つの理由があります。1つは技術的な理由です。カルマボーナスのデフォルトの設定を使うと、悪い評価を2回受けた投稿はスコア0になります。この投稿が実際に悪質な投稿である場合、モデレータはこのスコア0の投稿の評価をさらに下げようとしますが、カルマボーナスのせいでスコアをマイナスにすることができません。ボーナスは悪質なコメントが-1にモデレートされるのを妨げるためのものではありません。
もう1つは社会的な理由です。カルマボーナスはモデレーションシステムを促進するためにあります。ボーナスは、積極的な貢献をした実績のある信頼できるユーザに与えられます。実際のところ、カルマボーナスを使うとユーザは自分自身のコメントをモデレートし、スコアを1から2に上げることができます。通常のモデレーションにはメタモデレーションによる調整がありますが、カルマボーナスは通常のM2の対象ではないので、2人のモデレータがボーナスを無効にできるようになっています。
カルマボーナスが削除されても、投稿者にカルマペナルティが課されるわけではありません。これは2003年初めからコードに組み込まれており、きわめてうまく機能しています。