POP-C++は、グリッド、P2Pやクラウドのような大規模な分散コンピューティング・インフラストラクチャでアプリケーションを開発するための包括的なオブジェクト指向システムです。これは、プログラミング関連（言語、コンパイラ）とPOP-C++アプリケーションを実行するためのランタイム・システムで構成されています。POP-C++言語は、分散オブジェクトへのリソース要件の統合により、並列オブジェクト・モデルを実装する最小限のC++拡張です。この拡張部分は、プログラマがPOP-C++を簡単に学習するために標準C++にできるだけ近くし、あまり苦労せずにPOP-C++を使って既存のC++ライブラリを並列化できます。POP-C++ランタイムは、要件駆動型オブジェクト指向アプリケーションを実行するインフラストラクチャに異なる分散コンピューティング・ツールキットの統合を目指したオブジェクト指向のオープンな設計になっています。これは、（システムがリモート・オブジェクトを実行するためのサービスを提供する）オブジェクトを提供するオブジェクトを利用します。
