[JM:02198] Re: JM の翻訳ガイドについて(再)

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Akihiro Motoki amoto****@gmail*****
2021年 5月 5日 (水) 02:47:14 JST


> しばらく間が空きました。

ネガティブなコメントもあったので心配していたのですが、
活動を続けて頂いてありがとうございます。良かったです。

On Tue, May 4, 2021 at 6:52 PM IIJIMA Hiromitsu
<delmo****@denno*****> wrote:
>
> でるもんた・いいじま@ROMです。
>
> > 長く翻訳に携わってきた方にとっては、翻訳ガイドのページは、備忘録的な
> > 位置づけになるのだと思います。でも、初めて翻訳をしてみようと思う人には
> > どうでしょうか。
> > 実際の翻訳作業に入ろうとして、Linux JM プロジェクトガイドの翻訳ガイドの
> > 所を見始めて分かったのですが、このページの内容では翻訳をすぐに始める
> > のはとても無理だ、と言うことを痛感しました。
>
> そうですね。
> それと、JMプロジェクト自体がずいぶん長いこと停滞しているので
> (スパムラッシュでMLのメンバーがどんどん消えていったというのも
>  あると思います)、古くなっている情報も多いだろうと予想します。

そもそも、http://linuxjm.osdn.jp/guide/ 自体が、私が、可能な範囲で、
過去の翻訳者向けのページを維持したものです。なので、時間が経つうちに
分かっている人向けのものになった点は否定しませんし、今の /guide/ のページの
タイトルのネーミングセンスがなかったのかもしれません。
今の /guide/ ページが使い物にならないなら、一度全部忘れて始めるのも
いいと思います。現状にこだわる必要はないでしょう。

#もしそれ以上を求められたとすると、それは私が10年前にJMプロジェクトの
#メンテを引き継いだことが間違いだったと思います。
#この10年間で、こうしたガイドのメンテなどの翻訳以外の面で助けてくれた方は
#誰もいません。コメントをもらったことさえありません。毒舌モードw

/guide/ 以下のページは誰のためのものかを考える機会だと思います。
仮に、このページのタイトルが「Contributor Guide」だったら、
もっと /guide/ 以下の目的はわかりやすかったでしょうか?

現実的に考えると、どこかのレベルで、Contributor 向けのページと
http://linuxjm.osdn.jp/ を利用する向けのページは分ける必要があると思います。

> 以下、具体的に読み解いてみます。
>
> > LDP man-pages 翻訳ガイド
> > 「LDP man-pages では、翻訳に po4a を利用しています。
> > そのため、手順が他の翻訳方法と少し異なっています。」
> > とあります。しかし、他の方法 とは何でしょう?
>
> 「他の翻訳方法」という表現は曖昧というか不正確というか…
> 個人的には「他のパッケージのmanpageを翻訳する場合の方法」の意味と
> 取りたいです。

「他の翻訳方法」=「roff を直接編集する方法」だと思います。
LDP man-pages だけが他と違う方法を取っていることを説明していたのですが、
20数年前に JM プロジェクトが立ち上がって以降、基本的な翻訳は roff ページを
直接編集する方法だったので、その前提があったのだと思います。
分かりにくいなら、記載を追加していく必要があるのだと思います。

> > 翻訳作業の流れ のページにおいて、
> > 「JM Project において作業対象となっているマニュアルは JM インデックス
> > (作業状況) のページにまとめられています。 ここから作業したいページを選び、
> >  メールフォーマット の要領で宣言メールをポストして下さい。」
> > とあります。でも、「作業したいページ」の「ページ」とは何でしょう?
> >  翻訳対象のファイルのことでしょうか?
>
> それで合っていると思います。「ページ」とは a manpage のことで、
> 実際の作業では元の英語のroffファイルをエディタで開いて和訳する、
> とすれば辻褄が合います。

同じ認識です。「ページ」=「作業対象のひとつひとつの man page」ということだと
思います。マニュアル的な観点で一貫した用語の使い方ができていない点は
多々あると思います。

> > 同じく、翻訳作業の流れ のページにおいて、
> > 「作業するページが決まったら、 翻訳の指針 に従ってページを作成してください。」
> > とあります。ここで言う「作業するページ」とはなんでしょうか?
> > これは翻訳対象のファイルを意味しているのでしょうか?
> > また、「ページを作成してください」とありますが、
> > そのページはどこに作るでしょう?何を作るのでしょう?
>
> 「作業するページ」とは元の英語のroffファイル、これから作成するほうの
> 「ページ」とは日本語の文章が入ったroffファイルと解します。
>
> とすれば、まずは英語のroffファイルを手元のエディタで開いて、
> それを和訳して、必要に応じて和訳のほうをroffに通すための修正も加えて、
> それをまずは手元のPCの適宜の場所に保管、どこかのタイミングでサーバに
> アップロード、というのが自然な解釈でしょう。

作成するのは、翻訳ページを作成することだと思います。
20年以上前に、Linux ML でいろんなひとが翻訳した man page を投稿したときに
それをまとめるために作られた説明なので、それ以上のことは言えません。
用語は気になったら、直していくしかないと思います。

> > JM インデックスのページ (作業状況)のページにおいて、
> > ページ内には、各コマンドごとにいくつかのリンクがります。そのどれを選べば
> > 良いのでしょう。たとえば、rmdir には original draft prev.release への3つの
> > リンクがありますが、どれを選べば良いのでしょう。

現状だと http://linuxjm.osdn.jp/guide/git_repository.html を見て推測するしかないと思います。

> 名前だけから判断すると、まず、originalは元の英語のmanpageのはずですよね。
> draftは誰かが書き上げた和訳の叩き台。
> prev.releaseのほうは、draftに対してMLで色々と意見が寄せられて、
> そろそろ公開したいので最終チェックを、という段階のものだと思います・

original が翻訳前の原文(=英語)のページです。
prev.release は、原文のバージョンが更新される前に、以前にリリース版(=翻訳完了版)
として公開されていたページのことです。

「よくある」手順をたどって公開しているとすると、
"draft" と "prev.release" は内容的には同じものですが、
"draft" の方には原文がコメントとして残っていて、
"prev.release" は以前のリリース版なので、原文のコメントが入っていないはずです。
(roff 直接翻訳なら「.\"O 」というプレフィックス付きのコメントで原文が残っているはず)

更新する場合には、原文の差分を確認する、その差分を翻訳ページにメモする
(diff を参考にしながら)、翻訳を更新する、という流れになると思います。

> なので、たとえば「rmdir(1)の和訳が古すぎるから、最新のfileutilsに入っている
> 英文から全く新しく書き直そう」と考えた場合の流れは
> 1) 最新の fileutils の tarball を展開して、man/man1/rmdir.1 ファイルを取り出す。
> 2) このファイルをサーバ上に置いて、そこへのリンク「original」を作成する。
> 3) rmdir.1を手元のPC上で一通り和訳して、roffに通して正しく処理されることを
>  確認したら、サーバにアップして、そのファイルへのリンクを「draft」とする。
> 4) MLで出た意見を一通り反映して修正し、それをサーバにアップして、
>  そのファイルへのリンクを「prev.release」とする。

prev.release は、あくまで、直前にリリース版として公開されていたものを指すので、
draft の段階では一切関係ありません。投稿したドラフトが「自動的に」取り込まれていた
linux.or.jp の時代には、投稿したドラフトが "draft" のリンク先に見えていましたが、
現状では自動的な処理はないので、あくまでこの ML に対する投稿です。

> 5) さらに修正があった場合は、prev.releaseのリンク先のファイルを差し替えるか、
>  または新しく置いたファイルへとリンクを張り直す。

"prev.release" は変化しません。自動的に投稿が処理されていた時代でも
"draft" が更新されていただけのはず。

> となるはずです。
>
> このへんはさらに再確認したほうがいいですね。
>
> > 一般情報のページの
> > JM リポジトリ節では、
> >
> > 「JM では、原稿の管理に git リポジトリを使用していますが、マニュアルを翻訳する
> > ために JM の共有リポジトリをローカルにコピーしておく必要は必ずしもありません。
> >  一般の man ページについては、今まで通り、開発元から原文の roff ファイルを入手し」
> >
> > とあります。しかし、翻訳作業の流れのページでは
> >
> > 「 JM インデックス(作業状況) のページ から入手」するように読めます。
> > どちらが正しいのでしょう。
>
> これはパス。ただ、いちど作業に着手して、パッケージ全体の翻訳が完了しない
> うちに原文の改版が出てしまったらどうするのか、は明確にしておく必要が
> ありそうです。

正直よく分かりません。
今のガイドのページは、10年前に JM プロジェクトが  sourceforge.jp (= osdn.net) に
移転する前のものがベースで、10年前に移転して以降に私が気が向いた点を修正しただけ、
それ以外に誰からのヘルプはなかった、という状況です。
そうした前提を持って見て貰えればと思います。

> > 種々の記述に メーリングリストについての言及があります。
> > しかし、加入方法が書いていません。
>
> これはribbonさんが今すぐ調べて解説ページを書けるはずですから、
> ぜひ書いてみてはいかがでしょうか。
> Wiki上に1枚のページを作って、そこから
> > https://lists.osdn.me/mailman/listinfo/linuxjm-discuss
> へのリンクを張っておくくらいでも仮設のものとしては十分だと思います。
>
> --
> 飯嶋 浩光/でるもんた・いいじま @ PC
> IIJIMA Hiromitsu, aka Delmonta
> Email <delmo****@denno*****>
>
> _______________________________________________
> linuxjm-discuss mailing list
> linux****@lists*****
> https://lists.osdn.me/mailman/listinfo/linuxjm-discuss


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