SHIMODA Hiroshi
shimo****@good-*****
2004年 11月 16日 (火) 12:02:51 JST
下田です。 > 参考になる意見ありがとうございます。が、この議論は深いのでとりあ > えず現状を解説するに留めさせてください。すいませんがもう少し余裕 > のある時に議論を再開させてもらえないでしょうか。 了解しました。 > 下田さんももし余裕があれば、以下の「日本語入力担当の主役=uimツー > ルバーらしい」という認識の中身を、時系列に沿った心理状態の変化と > して詳しく教えて頂けないでしょうか。「次に○○が△△のように動い > たので□□という印象を受けた」といった感じで。なんとなく私の想像 > 外の心理モデルを構築されているような気がします。 これについては、uimと変換エンジンとアプリケーションとの関係が 私には理解できていない(かった)というのが大きいと思います。 # 元々、主体的に「他と比べてuimがどこそこの点で良い」と判断して # 導入したのではなく、 # ・現状(Kinput2+Canna)よりは入力がマシになるらしい(伝聞) # ・ちょっと前までは変換中にクラッシュすることがあったが、 # 今は安定しているらしい(伝聞) # ・事業として開発しているものでもあるので、自分もテストに # 参加するべきだろう # というような消極的な理由から導入しましたので…… uimとかKinput2とかLinuxの日本語入力はよくわからん! 大体これらのソフトウェアはいったいどういうものなんだ! と会社の先輩に泣きついた際、 ・uimはアプリケーションと変換エンジンの間を取り持つものだ ・uimやKinput2などは同じカテゴリのソフトウェアだ ・Windowsではこの部分にあたる仕組みは一種類(Windows標準のもの)だけ (統一された仕組みがあり、選択肢はない) という風に説明していただきました。 http://kodou.net/unixuser/200405/ また、その際に紹介されたこちらの記事を*斜め読み*した限りでは、 上記のような理解は変わりませんでした。 # ちゃんと読んで100%理解していれば、また違ったかも知れません 「取り持つ」という言葉でuimの働きを理解した私は、 uimとアプリケーションと変換エンジンの関係を 「アプリケーション <=> uim <=> 変換エンジン」という風な 厳密なI/Oの関係になっているものと推測しました。 つまり変換エンジンは完全にuimの制御下にあるという理解です。 この理解には、Windows PCを使い続けてきた経験からの類推も 作用していると思います。 SleipnirやDonutのような、Internet Explorerの描画エンジンと Gecko(Mozillaの描画エンジン)を切り替えることのできる ソフトウェアが、大体において、描画エンジンに対する wrapperとして働いていること。 ユーザが直接触れるソフトウェアはタスクトレイアイコンなり なんなりのGUIを必ず備えていて、GUIの無いものは、コマンドラインで 操作するものか、あるいは、ユーザが直接操作することはなく、他の アプリケーションから完全に制御されて暗黙的に利用される 「サーバ」である。例えばコーデックなど。 ……といった経験が前提となって、前述のような理解に 結び付いたのだと思います。 外見から受けた印象については、これは非常に単純な話で、 今までWindows上で使ってきていた(いる)Microsoft IMEや ATOKその他のIMと同じような挙動を、外見が似ているuimツールバーにも 期待したということです。 MS IMEとATOKを切り替えた時は外見が大きく変わるので、 別のソフトウェアなんだな、外見が変わらないときは(オプション設定や 辞書セットの変更など)同じソフトウェアなんだな、というのが、 Windows環境で日本語入力を行っていた(いる)時にできていた認識です。 ですので、誤解に至った思考プロセスとしては、 エンジンを切り替えてもuimツールバーの表示は大きくは変わらない。 AnthyとPRIMEを試してみた限りでは、候補ウィンドウの表示もほとんど同じ。 => ということは、変換エンジンの切り替えは「日本語入力の オプション設定」のような扱いなのだろう。 => なのにどうしてオプション設定を切り替えただけで 常に日本語入力がOFFになるんだ? という感じになるでしょうか。 -- SHIMODA Hiroshi<shimo****@good-*****>