[Linux-ha-jp] Pacemakerリポジトリパッケージ 1.0.11-1.2.2 (el6) リリース

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Takatoshi MATSUO matsu****@gmail*****
2011年 9月 19日 (月) 19:17:34 JST


松尾です。
どんな機能だろうと呟いていらっしゃった方がいたので、
簡単に補足です。

 * 仮想化連携機能(pm_kvm_tools)

大きく分けて機能は2つです。

1.
通常のkvm用STONITHプラグインは、STONITH対象のゲストOSが動いている
ホストOSを固定で設定しますが、ゲストOSをクラスタ化していると、
ゲストOSとホストOSを1対1に固定できず、STONITHできません。
これを使うとホストOS上のPacemakerと連携してSTONITHを実行することが
できるようになります。

2.
ゲストから見えないホストOSの状態、
例えばディスクの正常性やネットワークの正常性を
ホストOSからゲストOS側に通知できるようにもなり、
ホストOSの状態に応じてゲストをフェイオーバーさせるようなことができます。


 * 仮想マシンリソース制御機能(vm-ctl)

これは、ホストOS側で使うツールで、
仮想OSのリソースをホストOS上のPacemakerに追加・削除したり、
起動・停止、状態表示(どこのホストOSで何のゲストOSが動いているか?など)
といった操作が簡単に実現できるツールです。



11/09/16 Takayuki Tanaka <tanak****@oss*****>:
>
> たなか と申します。
>
> Pacemakerリポジトリパッケージの最新版(pacemaker-1.0.11-1.2.2)が、Linux-
> HA Japanプロジェクトより、本日リリースされました。
> Linux-HA Japanプロジェクト開発者向けサイトからダウンロードが可能です。
>
> http://sourceforge.jp/projects/linux-ha/
> http://sourceforge.jp/projects/linux-ha/releases/53232
>
> 今回のリリースは、CentOS6/RHEL6 などの el6用 のみで、el5用はリリースされ
> ません。
> 前バージョン(1.0.11-1.2.1)より以下 KVM仮想連携のパッケージが新規追加され
> ています。KVM仮想連携パッケージは el6 のみの対応で、個別のダウンロードも
> 可能です。
>  * 仮想化連携機能(pm_kvm_tools)
>  * 仮想マシンリソース制御機能(vm-ctl)
>
> ドキュメントが載せれてないのですが、これはおいおいアップします。(汗)
>
> 新規追加されたKVM仮想連携パッケージ以外は、前バージョンと全く同じ内容
> で、pacemaker, heartbeat, corosync など変更はありませんので。
>
> _______________________________________________
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>



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