<import>タグ

<import>タグは、<connect>タグで接続したデータベースのテーブルに対して CSVデータをインポートするためのタグです。 インポート元となるデータはCSVファイルで、全件を一括でインポートします。このとき インポート先テーブルにデータが存在した場合であっても、追加でインポートを行いま す（キーの重複やユニーク制約に注意してください）。

インポートは原則的に<connect>タグで接続したデータベースのテーブルに対して 行いますが、target属性をlocalとすることにより、ローカルのデータベース(hsqldb) のテーブルに対してCSVデータをインポートすることもできます。

書式

CSVデータをインポートする場合

  <import source="インポート元CSVデータ"
          destination="インポート先テーブル名"
          target="remote"
          [fireCharset="CSVファイル文字コード"]
          [separator="CSVデータの区切り文字"]
          [quote="CSV文字データの囲み文字"]
          [header="１行目をヘッダーとして認識する場合はtrue"] />

ローカルデータベース(hsqldb)にデータをインポートする場合

  <import source="インポート元CSVデータ"
          destination="インポート先hsqldbのテーブル名"
          target="local"
          [fireCharset="CSVファイル文字コード"]
          [separator="CSVデータの区切り文字"]
          [quote="CSV文字データの囲み文字"]
          [header="１行目をヘッダーとして認識する場合はtrue"] />

例

<connect>タグでデータベースサーバー２に接続し、csvdata.csvファイルの内容を Employeeテーブルにインポートします。

csvdata.csvの内容

ID|DeptId|Name|Age
7|2|"Sabro Goto"|30
8|1|"Shiro Endo"|20

インポートの定義

  <servers>
    <server name="db-server2"
            user="test"
            pass="user"/>
  </servers>

  <connect name="db-server2">
    <import source="csvdata.csv"
            destination="employee"
            target="remote"
            quote='"'
            separator="|" />
  </connect>

インポート後のEmployeeテーブル内容

通常のCSVデータ（カンマ区切り、文字は""で囲む、ヘッダ有り）をインポートする 場合はほとんどの属性を省略可能です。

csvdata.csvの内容

ID,DeptId,Name,Age
9,1,"Yuuki Murakami",31
10,1,"Goro Sato",52

インポートの定義

  <servers>
    <server name="db-server2"
            user="test"
            pass="user"/>
  </servers>

  <connect name="db-server2">
    <import source="csvdata.csv"
            destination="employee" />
  </connect>

インポート後のEmployeeテーブル内容

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